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菅原 雄山 アジュール物語
第1話 日本マイコロソフト、飲食事業に進出か?!
2011/06/10

    はじめに  

※本ブログ記事はフィクションであり、日本マイクロソフト(株)とは無関係です。登場する飲食店は実在します。飲食店には取材の許可をいただきました。
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 ユニファインド・コミュニケーションを提唱する日本マイコロソフト株式会社(本社:東京都、以下 日本マイコロソフト)が、近年クラウド事業とともに飲食事業に進出している、といううわさがある。本稿は、そのうわさの真相を明らかにすべく、敢行した突撃取材ルポである。

 ユニファインド・コミュニケーションとは、喫煙ルーム/トイレ/社員食堂などでの井戸端会議用ライブ中継、デスク上のカラオケ・マイク、会議室でのKinectダンス・ゲームなどの職場のさまざまなコミュニケーション・ツールを統合して業務を効率化することだ。「同じ釜のメシを食った仲」という言葉があるが、日本マイコロソフトが、飲食事業に進出している狙いもそこにありそうだ。食事や飲み物を提供することで、ビジネスマン同士のコミュニケーションをより深めて統合しようというわけだ。

    Dining Bar Azur(ダイニング・バー・アジュール)  

 現在、都内には、日本マイコロソフトが秘密裏に運営していると思われる疑惑の飲食店が数店舗ある。池袋駅西口から徒歩3分のところにある「ダイニング・バー・アジュール」は、そのうちの有力候補の1つだ。

  • ダイニング・バー・アジュール

 2011年5月中旬、アジュール・マニアのアジュ男氏とともに、この店の真相を探るべく、客を装って覆面取材を敢行した。まずは、店の外観から確認する。次の写真を見てほしい。

ダイニング・バー・アジュールの外観
図 ダイニング・バー・アジュールの外観

 看板を見ると、Windows、そしてAzureを思わせるブルーだ。

 「パターン青! アジュルンバッ!!!」

 不意にアジュ男氏が叫んだ。アジュ男氏は興奮しつつあった。

 「アジュマンボッ!」

 すかさず、わたしも応戦せざるを得なかった。われわれは高まる興奮を抑えつつ店内へ向かった。

ダイニング・バー・アジュールの入口付近
図 ダイニング・バー・アジュールの入口付近

    いざ店内へ  

 店内に入ると、外観から想像していたのと違い、落ち着いた大人の雰囲気。そして、日本マイコロソフトがこの店舗を運営しているという疑惑が、ますます高まった。

 その理由だが、次の写真を見てほしい。クラウド(雲)を思わせる大型のテーブルのようなものが、ホールの中心に配置されている。

テーブル席もあるので食事も落ち着いてできる
図 クラウド(雲)を思わせるテーブルのようなもの

 「……すっ、すでに完成していたのか」

 とアジュ男氏。アジュ男氏によると、このテーブルのようなものは、「もっと生活に溶け込んだサーバを」というコンセプトで、日本マイコロソフトの開発している次世代のクラウド型サーバなのだそうだ。確かに溶け込んでいる。

 にわかには信じがたかったが、この店名にクラウドとくれば、疑う余地はない。この店は日本マイコロソフトが運営しているとみて間違いなさそうだった。

    秘密のカクテル  

 すでに疑惑は確信に変わっていたが、われわれにまだ確かめるべきことがあった。うわさによるとこの店ではアジュラー(=Windows Azure開発者)だけに提供される秘密のカクテルがあるという。その名もカクテル・アジュール。そのカクテルを飲むと、Azureのデプロイの待ち時間が気にならなくなるという伝説があるそうだ。これから何回デプロイをすることになるか分からない、アジュラーのわれわれとしては、ぜひとも飲みたい、いや、飲まなくてはならない一品だ。

 「やはり、メニューには載ってないですね。Privateコンテナに隠しているのかな?」

 アジュラーらしいアジュ男氏のコメントだった。となると、Storageのアカウント名とアクセスキーが必要になってくる。思い切ってマスターにそのカクテルについて尋ねてみたが、ニヤリとするだけで何も語らない。

 「つまり、自分がアジュラーであることを示せばいいのだろう」、と、わたしは思い立った。そして、おもむろにカバンからノートPCを取り出し、Visual Studio 2010を起動、アジュールへのデプロイを行った。アジュールへデプロイ @ アジュールだ。

アジュールへデプロイ
図 アジュールへデプロイ @ アジュール

 「……どうぞ」

 振り返るとマスターがカクテル・グラスを手にほほ笑んでいた。

 「……こっ、これが伝説のカクテル、アッ、アジュールッ! アジュルンバッ!!」

 アジュ男氏の興奮は絶頂に達していた。カクテルは、その名のとおり青空を思わせる鮮やかなブルーだ。飲んでみるとジン・ベースのグレープ・フルーツを使ったすっきりした味だった。

オリジナル・カクテル、「アジュール」
図 秘密のカクテル、「アジュール」

 味わうようにしてカクテルを飲み終えた後、われわれは衝撃の事実に気が付いた。つい先ほどアジュールにデプロイしたアプリが、Ready(=稼働)状態になっていたのだ。

 「伝説は本当だった」

 アジュ男氏とわたしはうなずき合って店を後にした。

 「ダイニング・バー・アジュール」についての取材は以上だ。次回も引き続き日本マイコロソフトの飲食事業進出について調査結果を報告したい。乞うご期待。

 



インデックス
  菅原 雄山アジュール物語
第1話 日本マイコロソフト、飲食事業に進出か?!
第2話 Azureの新サービスさえあれば、特盛り3杯はイケる
第3話 至高のエンターテイメント
 

 

提供:日本マイクロソフト株式会社
企画:アイティメディア営業企画/ 制作:デジタル・アドバンテージ
掲載内容有効期限:2011年7月15日


菅原 雄山
菅原 雄山
筆者プロフィール:日ア研(日本アジュール研究会)東京南支部所属、食べ歩きが趣味のITライター。Webアプリのデベロッパーでもあり、Windows Azure上に1万アプリを作ったと豪語しているが、本当のところは誰にも分からない。



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