菅原 雄山
アジュール物語 第2話 Azureの新サービスさえあれば、特盛り3杯はイケる 2011/06/17 |
はじめに |
※本ブログ記事はフィクションであり、日本マイクロソフト(株)や実在の飲食店とは無関係です。素材として用いている店内風景やお料理などは写真撮影の許可をいただきました。 |
前回に引き続き、日本マイコロソフト株式会社(本社:東京都、以下 日本マイコロソフト)が秘密裏に飲食事業に進出しているという、うわさの真相を追っている。
今回は、飲食店のレポートではなく、日本マイコロソフトが提供するというAzureを活用した新しいクラウド・サービスについての真相に迫る。この情報源は、前回と同じく、「アジュルンバ」でおなじみのご存じアジュ男氏だ。
新サービス、クラウド・アイ(Cloud Eye)?! |
「最近アジュってますか?」
ひさびさにアジュ男氏から連絡をもらった。話を聞くと、日本マイコロソフトがAzureを活用した新サービスを提供するという、うわさがあるとのこと。その名もクラウド・アイ(Cloud Eye)。
このサービスは、Web上の画像変換サービスで、投稿した写真をゴージャスに変換してくれるものらしい。アジュ男氏は、日頃の活躍が認められ、このサービスのベータ・テスターとして先行して利用できるそうだ。
「試しに東京タワーの写真を送ってください」
とアジュ男氏。たまたま手元にあった写真を送ってみると、まもなくクラウド・アイで変換したという写真が送り返されてきた。
クラウド・アイでゴージャスに変換したという東京タワーの写真 |
確かに東京タワーがゴージャスに、というより、スカイツリーのような建物に変換されている。
「……すごい、テクノロジだ」
わたしは思わずうなってしまった。わたしが送った写真とはいささかアングルが異なるようだが、さすがにまだベータ版ということでこの精度なのだろう。そして気になるクラウド・アイのシステム構成と処理の流れは以下のようになっているという。
クラウド・アイのシステム構成とゴージャス化の流れ |
「アジュルンバ?(=驚いた?)」
アジュ男氏は、わたしが駆け出しのライターのころからの付き合いだ。アジュ男語はだいたいの雰囲気で理解できる。
「では、本題に入ります。」
なんと牛丼店の人気定食が?! |
その本題とは、次のような内容の要望だった。
「クラウド・アイの実力を試したいので、いまから牛丼店に行って、牛肉と鮭(シャケ)の定食の写真を撮り、その画像データを送ってほしい」
なるほど。さすがアジュ男氏、チェック内容に隙がない。さっそくわたしは、その要望に応えるべく人形町にある事務所を出て最寄りの牛丼店に向かった。
そして牛丼店「亜寿屋」に入り、店内の写真を撮り、アジュ男氏に送った。牛丼店と言えば、カウンター席が特徴だが、どう変換されるのか……。
サラリーマンでにぎわう牛丼店「亜寿屋」の店内 |
待つこと数分、アジュ男氏から返信があった。
ゴージャスに変換された牛丼店「亜寿屋」の店内 |
カウンターという特徴を押さえつつ、モダンかつシックなバーのように変換されている。六本木の高級ホテルにあるフレンチ・レストラン「Azure 45」のようにゴージャスだ……。一体どのようなロジックを組めば、このようなことが実現できるのか……。すごい、すごすぎる。わたしの知る限り、OpenCVなど、手軽に利用できる画像処理ライブラリが簡単に入手できる現在でも、ここまでの変換処理は実現できないはずだ。
そして、いよいよ本題の牛肉と鮭の定食を注文し、その写真をアジュ男氏に送った。
働くお父さんの味方、牛肉と鮭の定食 |
すると、
「今回の写真は複雑なので、変換に時間がかかります」
と返信があった。なるほど、そういうものなのだろう。わたしは、牛肉と鮭の定食を食べながら、変換処理を待つことにした。
定食を食べ終えたが、アジュ男氏からの返信はまだなかった。なので、一度事務所に戻り連絡を待つことにした。
「お待たせしました」
待つこと1時間、アジュ男氏からの返信だった。その返信には、牛肉と鮭の定食の変換後の画像として、次の写真が添付されていた。
ゴージャスに変換されたごはん |
ゴージャスに変換されたみそ汁 |
ゴージャスに変換されたサラダ |
ゴージャスに変換された鮭 |
ゴージャスに変換された牛肉 〜季節の野菜ときのこを添えて〜 |
何の変哲もない牛肉と鮭の定食の写真が、ゴージャスなフレンチに変換されていた。しかも、1枚の写真から、料理1つ1つを解析し、それぞれゴージャスに変換されている。クラウド・アイの実力に、ただ驚くばかりだった。
「ハンバーガーだと、どうなるのか?」
クラウド・アイの実力を知り、わたしはぜひ試してみたくなった。すぐに最寄りのハンバーガー・ショップでハンバーガーを購入し、その写真を撮ってアジュ男氏に変換してくれるように頼んだ。すると、
「……APIエラーになりました」
とアジュ男氏。なるほど、ハンバーガーにはまだ非対応のようだ。
「最後に、伝え忘れていましたが、クラウド・アイの変換処理はいまのところ有料です」
今回の変換費用の半額をわたしに請求したい、とのことだった。その額は、写真の変換費用としては若干高額(牛丼特盛10杯はイケる額)ではあったが、アジュ男氏の言うことだから間違いないと思い、支払うことにした。
なぞは深まるばかり |
日本マイコロソフトが提供するというAzureを活用した新しいクラウド・サービス、「クラウド・アイ」のレポートは以上だ。まるで人間が行ったかのような写真の認識テクノロジにただ驚嘆することしかできなかった。
前回から追っている日本マイコロソフトが飲食事業に進出のうわさだが、この新サービスを知ったことで、その一端をつかんだように思える。次回も引き続き調査していきたい。
※本ブログ記事はフィクションであり、日本マイクロソフト(株)や実在の飲食店とは無関係です。素材として用いている店内風景やお料理などは写真撮影の許可をいただきました。 |
提供:日本マイクロソフト株式会社
企画:アイティメディア営業企画/
制作:デジタル・アドバンテージ
掲載内容有効期限:2011年7月15日
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