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@IT > PR: 次世代のドキュメント形式「XPS」にも対応した帳票出力用ソフト |
従来より、帳票というと「メインフレームが出力したデータを専用プリンタで印刷して……」というイメージが強いのではないだろうか。しかし、現在多くの企業ではWebアプリケーションによる業務システムの構築が進み、SOAに取り組んでいる企業も出てきている。そのような背景から、帳票も従来のバックエンド系だけでなく、PDFを中心にフロントオフィス業務にも広がっている。 そして、フロントオフィス業務における帳票の入出力ツールとして急増しているのがWebブラウザだ。Webアプリケーションの浸透で、Webブラウザから容易に帳票システムへの入力が可能になったことに加え、ブラウザを通じてそのまま印刷したりメールやFAX送信できるなど、出力方式が豊富な点も人気のポイントとなっている。 このようにWebブラウザを用いた帳票出力が人気だが、一方でセキュリティ面での不安もある。Webブラウザ経由の帳票出力は簡単で汎用性も高いが、逆にセキュリティ面をしっかり考慮してシステムを構築しないと、社外からでも容易にデータを持ち出すことも可能だからだ。そこで、きちんとセキュリティ面に配慮し、帳票ごとに権限管理をするなどの運用が必要だ。 このような要因から、現在多くの企業が求める帳票には、多様な出力方式をサポートしつつ、セキュリティ機能も兼ね備えたソリューションが求められる。それが、ウイングアーク テクノロジーズの帳票出力ソリューション「SVFシリーズ」だ。
ウイングアーク テクノロジーズは、早くからフロントオフィス業務において帳票の重要性が上がっている潮流を読み、次世代の帳票コンセプト「帳票INNOVATION」として取り組んでいる。そして、その一環として「SVFシリーズ」を充実させてきた。 SVFシリーズは、紙やPDF、CSVなどさまざまな出力形式に対応した帳票出力ソリューション。具体的には、「紙」「TIFF」「FAX」「Excel」「CSV」「PDF」「XPS」の7種類の帳票出力形式に対応する。 例えば、紙出力やプリンタへの直接印刷が必要な場合には、「SVF for Web/Client」で対応可能だ。SVF for Web/Clientは、クライアントPCにActive Xモジュールを利用することで、クライアントのWebアプリケーションからクライアントに接続されているプリンタへ直接印刷する環境を構築できる。これにより、配送センターなど“迅速な印刷作業を要求される環境”のニーズに応えることが可能となる。 設計図などのCAD図面やFAX出力を利用したい場合には、「SVF for Web/TIFF Java Edition」が有効だ。SVF for Web/TIFF Java Editionを利用することで、サーバで作成した帳票をTIFF形式の画像イメージとして出力し、FAX出力システムと連携させることができる。 また、売上予測や予実管理などの集計データを基にレポート作成をする場合には、Excelで加工して作るケースが多いだろう。こういった「Excelを利用してデータ加工したい場合」には、「SVF for Web/Excel Java Edition」を利用しよう。SVF for Web/Excel Java Editionは、帳票データを定型のExcelシート上に出力することができるため、そのExcelデータを抜き出したり、計算式を追加するといった二次加工が簡単にできる。CSV形式で出力したいケースでは、「SVF for Web/CSV Java Edition」を利用すればよい。 そして、「SVF for PDF」を用いれば、いまやさまざまなケースで利用されているPDF形式への高度な出力にも対応できる。SVF for PDFは通常のPDF出力機能に加えて、機密性の高い帳票類にパスワード制限を掛ける「PDFの暗号化・復号化」機能や、「PDFの閲覧制限/閲覧有効期限」機能、PDFにハイパーリンクを埋め込むことができる「ハイパーリンク」機能、WordやExcelなどのファイルを埋め込める「ファイル埋め込み」機能、不正コピーなどを抑止できる「文字列の描画」機能、イメージ描画が可能な「イメージ描画」機能などの付加機能を備えている。
このように、SVFシリーズを用いることで非常に多様なユーザーニーズに簡単に応えることができる。そして、これらの中でも今後フロントオフィス業務における帳票の出力形式として注目を集めているのが「XPS」だ。
そもそも、“XPS”をご存じだろうか。XPSとは「XML Paper Specification」の略称で、マイクロソフトが規格している新しい電子ドキュメント形式(開発コードネーム『Metro』)だ。「2007 Microsoft Office」で採用された「Open XML」フォーマットをベースとしており、Windows Vistaにも標準搭載されている。Windows XPやWindows Server 2003で閲覧したい場合には専用ビューアをインストールするか、「.NET Framework 3.0」をインストールすれば、Internet Explorer上でXPSファイルを閲覧することができる。 XPSの特徴には、「文章の文字やレイアウト情報がすべてXML 1.0で記述されている」「XMLファイルは特定のフォルダに配置され、PkZip形式の文書ファイルとして圧縮保存される」「Microsoft Windows Rights Management Services(RMS)によるアクセス権の管理」「フォント情報やイメージ情報をファイル内にバンドルしている」などが挙げられる。中でも注目すべきは、文字フォントデータや画像、レイアウト情報をファイル内に保有している点だろう。これにより、帳票などに求められるより細かい文字指定や繊細なレイアウトを表現できる点が大きい。ファイル構造も、複数のXMLファイルを階層構造で定義し、Zip形式で圧縮しているのでシンプルだ。 Windows Vistaであれば、XPSファイルの作成は非常に簡単だ。Windows Vistaには、仮想プリンタとして「Microsoft XPS Document Writer(MXDW)」が存在するので、MXDW経由で文章や画像を保存すればXPSファイルを作ることができる。ほかのアプリケーションのデータであっても、このMXDWを経由させれば簡単にXPSファイルにすることが可能だ。作成したXPSファイルはダブルクリックするだけで閲覧できる。 つまり、「Windows Vista」や「.NET Framework 3.0/専用ビューアをインストールしたWindows XP」であれば、専用ソフトなしでXPSファイルを閲覧することができるのだ。前述のように、XPSファイルにはフォントや画像、権限管理情報などを含むので、詳細に作り込まれた帳票データをセキュリティ機能を付加して提供することが可能だ。 例えば、従来であれば特定の表計算ソフトウェアで作った見積書を社外の人間に閲覧させたい場合には、閲覧する側も同じソフトウェアをインストールしているか、専用ビューアをインストールしていなければ閲覧することはできなかった。しかし、XPSファイルに変換すれば、Windows Vistaの場合はダブルクリックするだけで閲覧できる点が大きい。 このように、次世代ドキュメント形式である「XPSファイル」の注目度は高い。そしてこのXPSファイルにいち早く対応したのが、ウイングアーク テクノロジーズの帳票出力用ソフトウェア「SVF for XPS」だ。
「SVF for XPS」は、XPSファイル形式の業務帳票を出力できる生成エンジン。XPSファイルを出力できることで、「シンクライアント環境で円滑な帳票運用」や「帳票のセキュリティ強化」「文書管理ツールとの連携」などを実現できる。
XPSの特徴でもある「クライアント環境に特定ビューアをインストールしなくてよい」ため、シンクライアントでの利用が容易になる。また、データをクライアントPCに保存しないうえに、XMLデータとして権限管理情報などを含むことができるため、セキュリティ強化を簡単に実現できる。さらに、生成するXPS文書内に検索情報を付加することで、シームレスに文書管理ツールと連携し、文書の有効活用できる点もポイントだ。 このように、XPSファイルに対応することで、「より複雑なレイアウトの帳票を作りたい」といったニーズや「セキュリティを強化したい」といった多様なニーズを満たすことができる。そして、何といってもXPSをサポートする最大の理由は、“ユーザーの声”だ。数万人規模の大企業では、ビューアやプラグイン不要で利用できるメリットは大きい。内部統制の観点からも、将来的なシンクライアント化を目指す企業が多いため、専用ビューアを作成することで、クライアントに帳票データを残さない運用も可能なXPS形式の注目度は高いという。 ウイングアーク テクノロジーズは、こういったユーザーニーズをいち早く汲み取り、今後はフロント業務における帳票やドキュメントのニーズが高まる「生命保険の保険設計書」「旅行プラン」「医療カルテ」「工程・進ちょく管理表」「動産物件票」など、提案書や個人向けの帳票・ドキュメント運用のIT化を図っていく。 多様なユーザーニーズへの対応に悩んでいる場合には、7種類の出力フォーマットに対応し、次世代ファイルフォーマットであるXPS形式にも対応した「SVFシリーズ」を検討してみてはいかがだろうか。
提供:ウイングアーク
テクノロジーズ 株式会社 企画:アイティメディア 営業局 制作:@IT 編集部 掲載内容有効期限:2007年11月16日 |
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