JIS (Japanese Industrial Standard)
日本工業規格 / ジス
JISは、日本において、工業標準化法に基づいて制定された、国家規格である。工業に関係する様々な標準を出版している。2000年12月現在では19分野あり、この中で、情報処理関連はXという記号を割り当てられ、分類されている(コンピュータ関連のJISの番号にXが付いているのはこのため)。
JISの制定や改正は日本工業標準調査会(JISC)において行われ、事務局業務を通産省工業技術院標準部が担当している。実際のJISの内容は、情報技術標準化センター(INSTAC)などが作成している。
JISは、しばしばJIS規格と呼ばれるが、JISのSはStandard、つまり規格のことなので、JIS規格と書くことは「馬から落ちて落馬した」というような表現になるが、一般的に使用されている。
JISは、基本的に紙に印刷された出版物として出版されており、書店などから注文して購入できる他、東京赤坂の日本規格協会の売店に行って直接購入することもできる。
JISは規格書の他に、分野ごとにハンドブックと呼ばれる複数の規格をまとめた書籍が発行されているが、これは規格の全文が収録されず、部分的に内容が割愛されている場合がある。
JISに似て非なるものとして、テクニカルレポートという制度がある。これは、JISを成立させるには手続きに時間が掛かりすぎることから、有益な情報を迅速に出版するために、より簡易な手続きで発行可能としたものである。
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