勧告
Recommendation
技術仕様において、すべての議論を終了し、意見の受付もすべて終了し、確定した文書を勧告と呼ぶ。勧告は、基本的に完全に確定したものであり、それ以上の内容変更が行われることはない。
もちろん、異なるバージョン番号や異なる名称で、内容に変更を加えた技術文書が出版されることはあり得る。しかし、バージョン番号まで含んだ同一の名称の技術仕様は変更されることはない。例外は、正誤表(errata)による修正である。この種の修正は、常に行われる可能性があるため、厳密な勧告の利用を必要とする場合は、発行元から出される正誤表について、常に注意を払う必要がある。
W3Cでは勧告に至るまでに、「ノート(Note)」「ワーキングドラフト(Working Draft)」「勧告候補(Candidate Recommendation)」「勧告案(Proposet Recommendation)」を経る。
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