さまざまな業務に携わりステップアップしたいエンジニアにとってKDDIエボルバは何が魅力なのか。「中の人」が語る“エンジニアが成長できる仕組み”とは何か。
スキルアップを考えるエンジニアにとって、「現場での経験」は座学では分からない知識やノウハウを身に付けられる重要な機会だ。特にITインフラの運用は、関連するサービスも人も多いため、エンジニアにとって大切なコミュニケーションや調整のスキルを磨くことができる。
こうしたITインフラの運用に関わりたいエンジニアから注目されているのが「KDDIエボルバ」だ。
KDDIエボルバはKDDIの100%子会社だ。ビジネスプロセスアウトソーシング(BPO)を主軸にコンタクトセンター事業や、ITエンジニアの技術者派遣、インフラシステムの運用保守に関わる受託業務などを行うITソリューション事業(以下、ITS事業)に取り組んでいる。大手通信キャリアであるKDDIを始めとした世界最大級の通信インフラを日々支えるITS事業では、5G通信の普及や最先端技術を活用したシステム運用の多様化などを受けた受託業務領域の拡大が見込まれており、それらに応える技術力強化、ソリューション提供領域の拡張に向け、現在900人に達しているエンジニアを早期に倍増させる予定である。
ITS事業のエンジニアは、KDDIと同じ立場でさまざまなプロジェクトに関わることができる。他では得難い経験ができるとエンジニアから支持されている。
本稿では、KDDIの開発現場で働くKDDIエボルバの菊地雄気氏(ITS事業本部 ITソリューション本部 インフラ2部 インフラ運用グループ)に、「KDDIエボルバのエンジニアであることの魅力」を聞いた。
菊地氏が所属するKDDIのアカウントマネジメントグループ(KDDI ソリューション推進本部 マネージドソリューション部 アカウントマネジメント1G)は、ネットワークを中心とした企業システムの運用を管理する部署で、IP-VPNなど企業間をつなぐネットワークや顧客のシステム運用を請け負っている。
「テレワークの業務環境に関する課題を抱えている企業が増えているため、どのような運用が最適なのか、お客さまの課題を確認し、提案しています」(菊地氏)
菊地氏の上司に当たるKDDIの会田雅弘氏(KDDI ソリューション推進本部 マネージドソリューション部 アカウントマネジメント1G GL)は、同部門の役割についてこう説明する。
「困りごとの規模に関係なく解決策を提案することで『お客さまに寄り添い、貢献できる関係』を構築しています」
アカウントマネジメントグループでの菊地氏の主な業務はサーバとネットワークの複合的な管理だ。サーバとネットワークの関連性は高いものの、それぞれ別の担当が就いていることが多い。KDDIではなぜこうした体制にしているのか。
「問い合わせをいただくお客さまの状況を考えると、ネットワークとサーバは切り離せない関係です。そのため、ネットワークとサーバをまとめて支援できるチームを組織しました。菊地さんには常に『お客さまに対してどのようなサポートができるのか』を考えてもらっています。実直にお客さまとコミュニケーションを取りながら、柔軟に対応してくれていると感じます」(会田氏)
菊地氏がKDDIエボルバに転職したのは2019年7月のこと。入社と同時期にKDDIの現部門に配属されたが、それまでは福祉系企業など別業種のエンジニアを経験していた。KDDIエボルバを選んだポイントは何だったのか。
「KDDIエボルバはKDDIの100%出資による子会社なので安定感、安心感がありました。他社と比較したとき、KDDIエボルバは担当させてもらえる業務が広範囲にわたっており、得られるものが大きいと考えました。実際入社してみたら思っていた以上に広い範囲の業務に携われて『ここまで任せてもらえるなんて』と驚いたくらいです」(菊地氏)
ITS事業で関われる業務の幅は広い。菊地氏の場合はまずサーバ関連の業務に携わり、オンプレミスサーバや「AWS」(Amazon Web Services)などクラウドの運用保守を担当した。その後、担当範囲を広げ、さまざまな業務を担っている。ネットワークを含めた総合的な運用業務はもちろん、サーバやネットワークに関わる運用設計についてクライアント企業に提案することも菊地氏の仕事だ。
そんな菊地氏にとって特にうれしい瞬間は、お客さまからもらう「ありがとう」の声だという。
「一般的にエンジニアはクライアント企業の担当者の声を直接聞く機会はそれほど多くありませんが、私の仕事においては運用SEとしてフロントに立つ立場となり、直接担当者とお話しする機会がたくさんあります。また、KDDIのエンジニアと一緒にこちらから仕様や設計に関する提案もできます。対応がうまくいって担当者の方から『ありがとう』と感謝の言葉をかけてもらえたとき、仕事をしていてよかったと心から感じます」(菊地氏)
とはいえ、サーバとネットワークの両方を担当しながら設計までするとなると業務の難易度は上がるだろう。その上、菊地氏は、もともとインフラとは異業種のエンジニアだった。現在の業務に必要な知識やスキルをどのようにキャッチアップしたのか。
「業務に参画する前に業務知識や社内システムの使い方についての研修があります。ただ何か問題が起きたときは専門の知識やスキルがないと素早く対応策を組み立てられません。しっかり対応するためには自身のスキルを磨くことがまず大切だと考えて日々勉強しています。KDDIにはサーバやネットワークに詳しい人たちが身近にたくさんいますし、ITS事業の同僚もたくさんいます。分からないときはいつでも気軽に質問できるので助かっています」(菊地氏)
こうした環境には、KDDIの社風や取り組みが関係していると会田氏は語る。
「KDDIにはスキルアップを助けるカルチャーがあり、部門を超えて知見やノウハウが共有されることも珍しくありません。会社全体でもエンジニアのキャリアパスを意識し、教育に力を入れています。親会社もグループ会社も分け隔てなく、説明会やトレーニング、勉強会などエンジニアが学ぶ機会を提供しています」(会田氏)
菊地氏がKDDIのアカウントマネジメント1Gに就業して2年ほどたつ。同氏はこの2年での自身の成長をどう感じているのだろうか。
「入社前に比べて、サーバやクラウドなどの汎用(はんよう)的な知識やスキルは間違いなく向上しています。IT知識を含めたお客さまとの関係構築や運用設計を経験させてもらえたことで、コミュニケーションの取り方、提案力が身に付きました。IT人材としてのナレッジ、スキルの底上げに成功したと感じています」(菊地氏)
成長を実感する菊地氏を会田氏も評価している。
「重要なのは、売って作って終わりではなく、運用を通じてお客さまの困りごとをどう解決するかです。菊地さんは、運用も周辺技術に関わるいろいろな話もしてお客さまの声をしっかり拾ってくれます。そうした声を拾い上げることで、潜在的な課題やビジネスのチャンスを見つけることができます。菊地さんには今後も、運用にとどまらない『お客さまと一緒に成長できるエンジニア』に育ってほしいと思います」
会田氏は、お客さまからリクエストが出る前に「そういう話なら、この部分が課題ですよね」と伝えられることができるようにエンジニアの意識改革と底上げに取り組んでいる。そういった点でKDDIエボルバ ITS事業を会田氏は高く評価しているという。
「得意な技術分野を1つでも持ち、深掘りができているエンジニアは、他の技術にもそのスキルや考え方を応用できますので早く成長できます。その分野の専門家としてお客さまにも信頼されます。そういったエンジニアがKDDIエボルバ ITS事業には多数います。KDDIがサービスを拡大し続ける中、今後も菊地氏のように『自分で考えて主体的に動き、コミュニケーションが取れるエンジニア』が必要です」
一般的に“インフラ”といえば、決まった作業をするイメージが強いが、菊地氏の実業務からうかがえるように、ITS事業のエンジニアは、それを打破するポジションに就ける。運用に始まり、希望に応じてシステムの設計や構築、クライアント企業との折衝、改善提案まで幅広く担当することができる道が用意されている。
「KDDIエボルバ ITS事業のエンジニアはサーバやネットワークだけでなく、複合的なソリューションを経験できます。3〜5年経験を積めば、『大企業の大規模システム運用』が自身の実績になります。エンジニアにとって魅力的な環境だといえるでしょう」(会田氏)
「大規模な案件に自分の裁量で取り組んでみたい」「幅広い業務工程で活躍したい」と考えるエンジニアは、KDDIエボルバ ITS事業に相談してみてはいかがだろうか。
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提供:株式会社KDDIエボルバ
アイティメディア営業企画/制作:@IT自分戦略研究所 編集部/掲載内容有効期限:2021年5月12日