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Web更新情報が手軽にとれるRSS5分でネットがわかるシリーズ(1)(4/5 ページ)

「RSSをとる」「RSSでチェックする」など、IT企業の会話に紛れ込んできているRSSという概念。RSSの効果、技術の仕組みを分かりやすく5分で説明します

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実際にソースを見てみよう

 では、RSSのソースの実物を見てみましょう。

今回は@ITのRSSフィード(http://www.atmarkit.co.jp/aboutus/rss/rss.html)から「すべてのフォーラムの新着情報15本」のRSS 1.0(http://rss.rssad.jp/rss/itm/rss2dc.xml)を開いてみましょう。RSS 1.0のアイコンを選んでクリックするとブラウザー上でタグに囲まれた文字列が出現するはずです。

<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>「XML宣言」。このファイルは「XML文章ですよ」と規定するフレーズ。XMLのバージョンと文字コード
<rdf:RDF xmlns:rdf="http://www.w3.org/1999/02/22-rdf-syntax-ns#" xmlns="http://purl.org/rss/1.0/" xmlns:dc="http://purl.org/dc/elements/1.1/" xmlns:sy="http://purl.org/rss/modules/syndication/" xml:lang="ja">RDF/RSS 1.0の規格されているという宣言
? <channel rdf:about="http://www.atmarkit.co.jp">
 <title>@IT</title>チャンネルのタイトル名
 <link>http://www.atmarkit.co.jp</link>チャンネルの表すURI
 <description>ITエンジニア対象の技術解説情報&コミュニティサイト</description>チャンネルの概要
 <language>ja</language>チャンネルの言語
 <dc:date>2006-06-20T03:00:29+09:00</dc:date>ここまでの6行はRSS全体に関するデータが書かれた「チャンネル情報」に関する部分
?<items>
? <rdf:Seq>
</items>
</channel>「アイテム要素」。下にでてくるアイテム情報のURLが記述される(URIが並ぶので、省略しています)
?<item rdf:about="http://www.atmarkit.co.jp/news/200606/20/arax.html">アイテム情報のURIを表す
 <title>Ajaxのデメリットを克服する「Arax」、バージョン2を公開</title>アイテム情報のタイトル部分。ここが見出しになる
 <link>http://www.atmarkit.co.jp/news/200606/20/arax.html</link>アイテムのリンク先
?<description>
  オープンソース・ジャパン(OSJ)は、Flash形式のWebアプリケーションを生成する新手法「Arax」を採用したリッチクライアント開発技術「ダイナミック・コックピット・テクノロジー」のバージョン2を、5月末に完成させた。バージョン2ではXML定義の仕様の一…</description>アイテム情報の概要。RSSリーダーで閲覧した時は、この部分が要約して表示される
 <category>NewsInsight</category>記事のカテゴリーを記述
 <dc:subject/>
 <dc:creator/>
 <dc:date>2006-06-20T00:00:00+09:00</dc:date>記事の日時に関して記述
</item>アイテム情報のURIからここまで9項目で、RSSの肝となる「アイテム情報」。ここに各ブログやサイトの見出しや、記事の要約部分が記述される
以下繰り返し
?<item rdf:about="http://www.atmarkit.co.jp/fdb/rensai/dbwatch2006/dbwatch200606_1.html">
<title>PostgreSQL+MySQL+FireBirdの集合イベント</title>
?
<link>
http://www.atmarkit.co.jp/fdb/rensai/dbwatch2006/dbwatch200606_1.html
</link>
?
<description>
<p> PostgreSQLとMySQLでは、SQLインジェクションに対応したマイナーバージョンアップが実施された。マルチバイトがらみなので要チェックだ</p>
<br clear="all" /><a href="http://rss.rssad.jp/rss/ad/29OWyyEe_ozU/XhW3lJ6kQgdG" target="_blank"><img width='468' height='30' src="http://rss.rssad.jp/rss/img/29OWyyEe_ozU/XhW3lJ6kQgdG" border="0"/></a><br/>
</description>
<category>Database Expert</category>
<dc:subject/>
<dc:creator/>
<dc:date>2006-06-20T00:00:00+09:00</dc:date>
</item>
画面4-1 Webサービス⇔RSS文章⇔RSSリーダーの関係

 RSSリーダーは、このようなタグを読み取って、分かりやすい表示に変換してくれているんですね。RSSリーダーを使っていれば、あんまり見ることがないRSSのソースですが、実際にご覧になっていかがだったでしょうか? 思っていたよりも分かりやすい記述だったと思います。普段はこれらのソースをRSSリーダーが読み取って、見やすい形で表示されるのです。

画面4-2 上記のRSSを、RSSリーダーで読み取るとこのように表示される(Google Reader(http://www.google.co.jp/reader/)を使用
画面4-2 上記のRSSを、RSSリーダーで読み取るとこのように表示される(Google Reader(http://www.google.co.jp/reader/)を使用

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