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ActionScriptの変数や型、配列、演算子を理解するFlashの基礎を無料で習得! ActionScript入門(2)(2/2 ページ)

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「演算子」を使うとプログラムらしくなります

 プログラムには、「演算子」という記号がたびたび出てきます。数値の加算、乗算などに使う「算術演算子」は以下になります。

表3 ActionScript 3.0の算術演算子
演算子 概要
+ 加算
- 減算
* 乗算
/ 除算
% 剰余(除算した余り)

 続いて、変数に値を代入する際に使用する、「代入演算子」の説明をします。例えば、変数aの現在の値に2を足したいとき、以下のように書くこともできます。

*** 一部省略されたコンテンツがあります。PC版でご覧ください。 ***

 代入演算子を使って省略して書くことができます。

*** 一部省略されたコンテンツがあります。PC版でご覧ください。 ***

 代入演算子にはほかにも、以下のようなものがあります。

表4 ActionScript 3.0の代入演算子
演算子 概要
a += b a + bの結果をaに代入
a -= b a - bの結果をaに代入
a *= b a * bの結果をaに代入
a /= b a / bの結果をaに代入
a %= b a % bの結果をaに代入

 「インクリメント」「デクリメント」という演算子もあります。プログラムでは、ある変数の現在の値を+1するという処理がよく出てきます。その際いままでの方法だと、「a = a + 1;」と記述しますね。

 インクリメント演算子++を使うと、「a++;」と短く記述できます。もし、変数の値を-1するのであれば、デクリメント演算子である--を使います。

 このように、さまざまな演算子がありました。ほかにも「比較演算子」「条件演算子」「論理演算子」などがありますが、それらについては次回説明したいと思います。

変数、配列、演算子を使ってみよう

 では、今回出てきた変数、配列、演算子を使って、加算のプログラムを動かしてみましょう。

 第1回と同じように、結果を画面に表示します。第1回で使用したコードを修正し、「Lesson2.as」という名前でファイルを保存しましょう。

 修正した部分を太字にしてありますので、第1回のコードと比較してみてください。

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 【1】sumという名前の変数を宣言しています。

 【2】listという配列を宣言し、10個の値を代入しています。

 【3】処理を10回繰り返しています(for文については次回説明します)。

 【4】代入演算子を使用し、sumに配列のそれぞれの値を加算しています。

 【5】結果を画面に文字として表示するため、sumを数値型から文字列型に変換しています。

 では、第1回と同じように、コマンドプロンプトで以下のように入力し、Flash PlayerでLesson2.swfを開いてみましょう。

*** 一部省略されたコンテンツがあります。PC版でご覧ください。 ***

図4 サンプルの実行結果
図4 サンプルの実行結果

 「81」という数字が表示されていれば成功です。エラーなどが出ていれば、もう一度コードを見直してみましょう。

コーディングを楽しく!

 いかがでしたか? 変数や配列、演算子について大まかなことは理解できたでしょうか? 次回はif文、for文などの制御文について解説します。

 プログラムにはさまざまな書き方がありますが、よりシンプルでより効率の良い書き方を覚えれば、コードも見やすく、修正も楽になり、どんどんコーディングが楽しくなると思います。お楽しみに!

プロフィール

吉村 美保(よしむら みほ)

クラスメソッド株式会社 情報システム部 プログラマー
ゲーム開発、インストラクターなどの経験を経て、クラスメソッド株式会社に入社。入社後はFlexやAIRによるRIA開発を行っている。



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