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データはどうやって伝わるの?ネットワークの基礎を学習する CCNA対策講座(3)(3/3 ページ)

本連載では、シスコシステムズ(以下シスコ)が提供するシスコ技術者認定(Cisco Career Certification)から、ネットワーク技術者を認定する資格、CCNA(Cisco Certified Network Associate)を解説します。CCNAは、2007年12月に改訂されたばかりで、2008年1月現在、新試験の情報がまだ少ない状況です。よって本連載は、改訂前の試験(640-801J)で解説をしますが、新試験の解説が可能になり次第、新試験(640-802J)も含めて解説していきます。

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正解

 c、e

解説

 スイッチとブリッジは、データリンク層で動作するデバイス(機器)です。いずれのデバイスもMACアドレスを識別して、送信先にデータを転送することができます。また、エラー検出を行うことで、正常なデータのみを転送します。スイッチはハードウェアレベルで情報を処理することができ、ブリッジはソフトウェア的に情報を処理するという違いがあります。

 また、一般的にスイッチの方がポートの数が多いという特徴もあります。

不正解の選択肢は異なる階層の機器です。選択肢aの「ハブ」と選択肢dの「リピータ」はいずれも物理層で動作するデバイスです。ハブとリピータは0と1から成り立つ電気信号を識別します。ハブは、複数のコンピュータを連結し、単純にネットワークケーブルを延長する目的で使用されます。ただし、ネットワークの距離が長くなると電気信号が正しく届かない可能性があります。リピータは、受信した電気信号を内部的に増幅し、ほかのポートから送信します。リピータはアクティブハブとも呼ばれます。選択肢bの「ルータ」はネットワーク層で動作するデバイスです。IPアドレスを識別して、送信先にデータを転送することができます。


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