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単一行関数を使用した出力のカスタマイズ間違いやすいポイントを追え! Bronze SQL基礎I(4)(2/2 ページ)

Oracleデータベースエンジニアとしての基礎力を証明するORACLE MASTER Bronzeの取得を目指すITエンジニアは多い。本連載で間違いやすいポイントを確認し、合格に近づこう!

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変換関数の使用方法

例題3

*** 一部省略されたコンテンツがあります。PC版でご覧ください。 ***

上記のSQL文を実行した結果で正しいものを1つ選択してください。

a.L100,000

b.\100,000

c.けた数が合っていないため、エラーになる

d.\100000

例題の範囲をおさらい

≪参考:「SQLの関数を使いこなす

 TO_CHARは、単一行関数の一種である変換関数の1つで、指定された値を文字データに変換します。

 「L」はローカル通貨記号の表示です。日本であれば「\」を表します。

正解

b

解説

 問題文のSQLを実行すると、以下のような結果になります。

*** 一部省略されたコンテンツがあります。PC版でご覧ください。 ***

選択肢a:「L99,999,999」という書式指定において、Lはローカル通貨記号を表します。「L」と表示されることはありません。

選択肢c:「L99,999,999」という書式指定において、9は数値1けたを表し、先行ゼロは表示しないという意味です。

 「100000」とはけた数が異なりますが、書式の方がけた数が多い分には問題はありません。

選択肢d:「L99,999,999」という書式指定においては、3けたごとに「,(カンマ)」を入れていますので、表示される値は3けたごとに「,」が入ります。

 よって、正解はbの「\100,000」です。

まとめ

 次の内容をチェックしましょう。

  • 単一行関数の種類と特徴
  • 変換関数使用時の要素

 今回の範囲は、特に出題されやすい部分です。関数は種類が多いため、すべてを理解するのに時間がかかると思いますが、完全にマスターするようにしましょう。

 次回は、グループ関数を使用した集計データのレポートについて、間違いやすい点にポイントを絞って説明をします。


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