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高専生のパワーの源とは? 第1回高専カンファレンス開催「高専のことをぜひ知ってもらいたい」

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 「高専生のパワーを確認したいと思った」。6月14日に開催された「高専カンファレンス」で主催の大日向大地氏はそう話した。同イベントは、高専に関連した話題を語るための場として企画された。今回は全国各地の高専の学生や卒業生が参加した。Ustreamによる動画配信の視聴者と合わせて50人を超える参加者が、それぞれ情報交換を行った。


発表の様子

 高専とは高等専門学校の略称で、技術者の育成を目的とした5年制(一部を除く)の学校のこと。現在、全国で64の高専が存在している。

 高専カンファレンスを開催するに当たって、大日向氏は「技術者としていろいろな方面で活躍する高専生の話や、いまは技術者ではないが、技術者としての経験をベースに、経営者など技術者以外の仕事をしている人の話を聞きたいと思った」と話す。また、1962年に高専に入学し、1967年に社会人として働き始めた高専第一期生が2007年に定年を向かえている状況を挙げ、「高専生が製造の現場など第一線から引退を迎えつつある時期であり、高専の歴史においてもある意味、重要な時期ではないかと思う。ここで何かやっておきたかった」という。

 開催に向けて動き出す前には、やりたいという声はあったが「誰も音頭を取らない、実に高専的」な状況だったという。「こんなに順調に参加者が集まるとは思わなかった」と大日向氏は驚きの表情を浮かべながら話した。

 「これが例えば『国立大学工学部カンファレンス』だったら、恐らくこれほどの参加者は集まらなかったのでは。マイノリティ故の結束が高専生のパワーだと思う。このパワーを盛り上げていきたいし、この会が盛り上がるきっかけになればと考えている。高専のいい面や悪い面は、いろいろとあるが、高専のことをぜひ知ってもらいたい」(大日向氏)

 当日は、自身の高専生活を語ったものや「高専の知名度を上げるにはどうしたらいいか」「高専生のキャリア」など9人の発表者による講演が行われた。参加者はそれぞれの講演を聞き、自身の高専生としての経験と比べながら「高専生としての共通点」を見出していた。


カンファレンスの様子はUstreamで中継された

 講演はUstreamにより中継され、オンラインでも質疑応答が行われた。講演の模様は講演者の許可が取れ次第、動画配信サイトにアップロードするという。カンファレンス後に開かれた懇親会では、早くも2回目の開催に向けての動きが見られ、今後の活発なイベント活動に期待を持たせた。


第2回の開催について話す様子も

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