「取りあえず就職」でもいいんじゃない?――就活で悩んでいる大学生のキミへ:仕事が「つまんない」ままでいいの?(121)(1/3 ページ)
もしあなたが大学生だったら、就活に悩みますよね。そんな、悩めるキミへ。就活の専門家ではない、でも現場で一生懸命生きてきた「ただのおじさん」からの手紙です。
仕事が「つまんない」ままでいいの? お勧め記事
これからお話しするのは、就職活動(就活)に悩んでいる大学生の皆さんへのお手紙です。
皆さんが大学生ならば、「どんな会社に就職しようかな」「そもそも、就職できるのかな」と悩んでいるのではないでしょうか。というのも、僕の上の娘は大学3年生で、いままさに「どんな会社に就職しようか」と悩んでいるからです。
もっとも、@IT読者の皆さんなら、「エンジニアになりたい」などの理想や希望はお持ちではないかと思います。ちなみに、僕の娘は文系のため、端(はな)から技術系の会社には興味がないようです(笑)。それでも、悩んでいる娘を見ていたら。「もし@ITの読者の中に大学生がいたら、きっと就活で悩んでいるんじゃないかな」と思ったのです。
文系の娘の就活に対して、それらしいアドバイスはしてあげられそうにありません。でも、エンジニアを目指している皆さんになら、何か、お話ができるのではないかと思い、お手紙を書くことにしました。
なお、先に僕の属性を明らかにしておきますと、大学生を支援する仕事をしているわけではありませんし、就職・転職エージェントで仕事のあっせんをしているわけでもありません。キャリアコンサルタントのような資格があるわけでもありません。
しかも、元エンジニアですが現役ではありません。そう、ただのおじさんです。
それでも、他の人があまり経験していないキャリアは歩んできたつもりです。また、何度か採用する側で、職務経歴書を拝見したり、面談をしたりしたことならあります。
僕のキャリアを紹介します
最初に、僕が歩んできたキャリアをざっと紹介しておきます。
18〜28歳 | 自動車会社の企業内高校を卒業後、18歳で自動車会社に就職。10年働く |
---|---|
28〜33歳 | 「プログラマーになってみたい」とIT企業に転職。エンジニアの仕事にはまる |
33〜34歳 | 「生涯エンジニアでいたい!」とIT企業に転職。しかし、パワハラ管理職の下で(うつ)っぽくなる |
34〜35歳 | 避けていた管理職をやることになってしまい、苦悩する |
35〜36歳 | 「何とかしなくちゃ」と思い、マネジメントやコミュニケーションを勉強。人の成長を支援することに楽しさを感じるようになる |
36〜37歳 | 人の成長支援を本業にしようと、NPO法人しごとのみらいを設立 |
37〜40歳 | 法人を設立したものの、まったく仕事がなく苦悩する |
40〜47歳 | 何とか食えるようになる |
47歳〜 | 仕事を作るために行ってきた情報発信がきっかけで、サイボウズに複業採用される |
現在は「しごとのみらい」で企業の組織づくりやコミュニケーションに関する企業研修や講演を行う傍ら、サイボウズではマーケティングやブランディングを担当。その他、新潟を拠点にフルリモートで働いていることがきっかけで、行政機関などと連携し、多様な働き方の実現によって人が交流できる仕組みづくりや地方創生に関わる仕事をしています。詳しいポートフォリオはこちらをご覧ください。
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