検索
連載

ポートセキュリティの設定コマンドと確認ネットワークの基礎を学習する CCNA対策講座(21)(2/2 ページ)

本連載では、シスコシステムズ(以下シスコ)が提供するシスコ技術者認定(Cisco Career Certification)から、ネットワーク技術者を認定する資格、CCNA(Cisco Certified Network Associate)を解説します。2007年12月に改訂された新試験(640-802J)に対応しています。

PC用表示 関連情報
Share
Tweet
LINE
Hatena
前のページへ |       

ポートセキュリティの確認

 ポートセキュリティの設定確認や、稼働状況を確認するコマンドにはいくつかあります。まず、# show port-securityです。

 下記の表示結果では、FastEthernet0/1(Fa0/1)のポートでポートセキュリティが有効になっていることが分かります。SecutityViolation(Count)は0なので、まだポートセキュリティ違反は起こっていません。Security ActionがShutdownのため、バイオレーションモードはshutdownです。

*** 一部省略されたコンテンツがあります。PC版でご覧ください。 ***

 もう1つの確認コマンドは、#show port-security interfaceです。Violation ModeはShutdownです。Maximum MAC Addressesは、switchport port-security maximumコマンドで設定した、ポートのセキュアMACアドレス数です。Total MAC Addressesは、そのポートで、いくつのセキュアMACアドレスを学習しているかを表します。

*** 一部省略されたコンテンツがあります。PC版でご覧ください。 ***

確認問題3

問題

 上記の#show port-security interface FastEthernet0/1の表示結果において、このポートでフレームを受信したときの、FastEthernet0/1のポートの状態はどうなりますか。正しいものを1つ選択しなさい。

a.ポートはup, upのままである

b.ポートはdown, down(err-disabled)になる

c.SNMPトラップメッセージは送信されない

d.syslogメッセージは送信されない

正解

 b

解説

 正解は選択肢bです。Violation ModeがShutdownになっており、Maximum MAC AddressesとTotal MAC Addressesが2になっていることから、このポートでフレームを受信すると、セキュリティ違反となります。セキュリティ違反時のポート状態は、down, down(err-disabled)になります。SNMPトラップメッセージと、syslogメッセージも送信されるため、選択肢acdは誤りです。

筆者プロフィール

内藤佳弥子(ないとうかやこ)

グローバル ナレッジ ネットワーク ソリューション本部に在籍。IT業界でヘルプデスク、ユーザーサポートを経てトレーナーになる。現在は、Cisco認定トレーナーとして、CCNA、CCNPのコースなどのCisco認定トレーニングコース、ネットワーク系オリジナルコースを担当している。グローバル ナレッジ ネットワーク講師寄稿記事一覧はこちら



Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

前のページへ |       
ページトップに戻る