Windows 7の「ネットワークの場所」を結合・削除する:Tech TIPS
Windows 7では、無線LAN接続で異なるIPアドレスが割り当てられたりすると、「ネットワークの場所」に新しく登録されるので、同じ接続先が複数になることがある。その場合、機能的には問題ないものの、余計な項目が増えるのはトラブルの元である。重複した接続先を結合したり削除したりするには?
対象OS:Windows 7
解説
Windows 7では、無線LAN接続などで異なるIPアドレスが割り当てられると、新しい接続先と認識し、接続設定(無線LAN接続の場合、SSIDが登録名称となることが多い)を「ネットワークの場所」に自動的に登録する。「ネットワークの場所」に同じ接続先が複数登録されても機能的には問題ないが、「ネットワーク」「ネットワーク 1」「ネットワーク 2」と、同じ接続先なのに異なる名称の設定が並び、紛らわしい。
残念ながら、同じ接続先なのに異なる名称の設定が登録されることを防止する方法はないようだ。しかし登録された設定を結合(同じ接続先を1つにする)したり、削除したりすることは可能だ。本稿では、「ネットワークの場所」を結合・削除する方法を紹介する。
操作方法
まずコントロールパネルの[ネットワークと共有センター]を開く。コントロールパネル右上の検索ボックスで「共有」を検索すると、すぐに見つけられる。
次に[ネットワークと共有センター]ウィンドウの[アクティブなネットワークの表示]のアイコンをクリックすると、[ネットワーク プロパティの設定]ダイアログが開くので、[ネットワークの場所の結合または削除]リンクをクリックする。
あとは以下のように操作して、ネットワークの統合あるいは削除ができる。
[ネットワークと共有センター]ウィンドウの画面
「ネットワークの場所」を結合・削除するには、[ネットワークと共有センター]から行う。少々分かりにくいが、[アクティブなネットワークの表示]のアイコンはボタンになっているので、これをクリックする。
(1)このアイコンをクリックする。
[ネットワーク プロパティの設定]ダイアログの画面
ここでダイアログ下側の[ネットワークの場所の結合または削除]リンクをクリックする。
(1)[ネットワークの場所の結合または削除]リンクをクリックする。
[ネットワークの場所の結合または削除]ダイアログの画面
ここで「ネットワークの場所」を2つ以上選択し、[結合]ボタンをクリックすれば複数の「ネットワークの場所」が結合されて1つになる。また不要な場合は、[削除]ボタンで「ネットワークの場所」から設定を削除すればよい。
■更新履歴
【2015/11/01】最新の情報を反映しました。
【2009/11/27】初版公開。
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