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リーフ分割検証:意外と増えていたリーフブロック!おら! オラ! Oracle再検証 @IT出張所(2)(1/4 ページ)

サイジングに頭を悩ませている技術者の皆さん、 インデックスのリーフ分割はどうして発生するのか、知りたくありませんか? 今回はリーフ分割の増え方を徹底的に検証します(編集部)

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 第1回「パフォーマンス劣化はインデックスのせいなのか!?」では、インデックスのリーフ分割について実際のデータを使用しながら解説しました。今回からはOracle Database 11gを使用して、インデックスのパフォーマンス劣化について再検証していきたいと思います。まずはパフォーマンスを検証するための検証環境を作成しましょう。

【環境】
Red Hat Enterprise Linux ES4 Update 5
Oracle Database 11g Enterprise Edition Release 11.1.0.6 - Production

検証環境作成の手順

 では、早速環境を作成します。本記事では、以下のような手順でインデックス検索によるパフォーマンス劣化の環境を作成しています。

  • 手順1:
    10000010から10単位で増加させ、11000000までの計10万件を格納(末尾がすべて0)
  • 手順2:
    10000001〜10999991までの末尾が1の値を10万件(増分10)を挿入し、以後、末尾が2〜9までの各10万件(増分10)を順に挿入し合計100万件のテーブルに拡張
  • 手順3:
    末尾0〜9のデータを削除(末尾9のみ10万件に対して、挿入した順に9万件削除)

 手順1と2はリーフ分割を発生させるための手順で、手順3は空き領域を大量に発生させるための手順です。

表領域、テーブル、インデックス作成

 それでは、実際に手順に沿って環境を作成しましょう。データ作成の前に表領域とオブジェクトを作成します。表領域はI/Oの負荷を計測するため、テーブルとインデックスをそれぞれ別に作成しています。

SQL> create tablespace ts_table datafile '/opt/app/oracle/oradata/ora11g/ts_table.dbf' size 200M;
Tablespace created.
SQL> create tablespace ts_index datafile '/opt/app/oracle/oradata/ora11g/ts_index.dbf' size 200M;
Tablespace created.
表領域作成
SQL> CREATE TABLE INDEX_TEST
  2         (EMPNO1 NUMBER(8),
  3          EMPNO2 NUMBER(8),
  4          ENAME VARCHAR2(10),
  5          JOB VARCHAR2(9),
  6          MGR NUMBER(4),
  7          HIREDATE DATE,
  8          SAL NUMBER(7,2),
  9         COMM NUMBER(7,2))
 10 TABLESPACE TS_TABLE;
テーブル作成
SQL> CREATE INDEX IDX_INDEX_TEST ON INDEX_TEST(EMPNO1)
   2  TABLESPACE TS_INDEX;
   
Index created.
インデックス作成

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