概要
ORACLE MASTER Silverとは、日本オラクルが提供する認定資格「ORACLE MASTER」のうちの1つ。4段階あるORACLE MASTERのうち、中級レベル。
Oracle Database 11gのインストールや環境構築、バックアップリカバリなど、大規模データベースの管理者として必要な知識を持つ技術者を認定する資格として位置付けられる。
Silver以降の認定を受けると、世界共通の Oracle Certification Program による認定が自動的に付与される。Silverは世界共通資格である。
認定対象の製品バージョンごとに、資格が存在する。最新資格はORACLE MASTER Oracle Database 11g。
- ORACLE MASTER Broze
- ORACLE MASTER Silver
- ORACLE MASTER Gold
- ORACLE MASTER Platium
合格条件(ORACLE MASTER Silver 11g)
ORACLE MASTER Silver 11gの資格取得するためには、前提資格としてORACLE MASTER Broze 11gの取得が必要。その上で、「Silver DBA11g」試験に合格する必要がある。
Silver DBA11gの合格ラインは66%。
なお、不合格の場合、同じ試験(同一試験番号)については「前回の受験日を含め14日間」は再受験できない。
受験料
Silver DBA11gの試験料は2万2260円。
出題内容
●Silver DBA11g
試験時間は90分。出題数は65問。
出題範囲
- Oracleデータベース・アーキテクチャ
- データベース環境の準備
- Oracleデータベースの作成
- Oracle インスタンスの管理
- Oracle Networkの環境設定
- データベース記憶域構造の管理
- ユーザー・セキュリティの管理
- データおよび同時実行性の管理
- UNDOデータの管理
- Oracle Databaseセキュリティの実行
- データベース・メンテナンス
- パフォーマンス管理
- インテリジェント・インフラストラクチャの新機能
- バックアップおよびリカバリの概念
- データベースのバックアップ
- データベースのリカバリ
- データの移動
資格の移行について
旧バージョンから資格を移行する際には、所定の試験を受験する必要がある。
ORACLE MASTER Silver 10g→Silver 11gへ移行するには、「Silver DBA11g」の試験に合格しなければならない。
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