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日立、VMwareを使った最上位のクラウドサービスを提供へvCloud Data Center Servicesプログラムに参加

日立製作所は11月5日、米ヴイエムウェアの製品群を包括的に利用するクラウドサービスのプログラム「VMware vCloud Data Center Services(vCDC)」に参加、これに基づくサービスを2013年度中に提供開始すると発表した。vCDCはヴィエムウェア製品を利用するクラウドサービスとして最上位に位置するプログラム。これに参加するのは、全世界で11社目。国内ではソフトバンクについで2社目となる。

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 日立製作所は11月5日、米ヴイエムウェアの製品群を包括的に利用するクラウドサービスのプログラム「VMware vCloud Data Center Services(vCDC)」に参加、これに基づくサービスを2013年度中に提供開始すると発表した。vCDCはヴィエムウェア製品を利用するクラウドサービスとして最上位に位置するプログラム。これに参加するのは、全世界で11社目。国内ではソフトバンクについで2社目となる。

 vCDCは高いサービスレベルを維持したクラウドサービスの提供を目的としたプログラム。ユーザー企業の社内データセンターにおけるVMware環境と、クラウドサービスの間の緊密な連携も実現する。また、vCDC事業者の間では、相互接続および相互連携に向けた取り組みが進められている。この相互接続・連携はまだ具体化していないが、実現すればユーザーはマルチクラウドの環境を柔軟に活用できるようになる。

 では、vCDCで先行するソフトバンクとは、どう差別化していくのか。日立製作所 執行役常務 情報・通信システム社 CSOの渡部眞也氏は、金融機関などミッションクリティカルな場面に強いのが同社の特徴だと答えた。実際に金融関連の顧客と、具体的に今回のサービスの採用について検討しているという。日立はクラウドサービスで、国内企業のグローバル展開を支援することを重要な目的としている。vCDCサービスを含む自社の関連活動を活発化させる一方、Windows AzureやvCDCの他の事業者との連携も進めていきたいという。

 日立は、今回のサービスに限らず、ヴイエムウェアとの多角的な連携を進めていることを強調した。


米ヴイエムウェアCEOのパット・ゲルシンガー氏(左)と日立 情報・通信システム社CSOの渡部氏(右)

 日立グループのVMware認定資格取得者数は、セールスプロフェッショナル資格も含めて3893名に達し、国内でトップだという。また、10月にはVMware vSphereを採用した統合仮想化基盤製品「Hitachi Unified Compute Platform」を世界的に発表した。

 今回、日立はvCDCサービスの提供予定を発表するとともに、同社のサポート製品「日立サポート360」で、ヴイエムウェアに対するより高度な「プレミアム」サポートを提供すると発表した。これは日立がUNIXについて提供しているのと同じレベル。顧客システムの構成情報をあらかじめ取得しておき、これに基づいて迅速な障害復旧を支援することが可能だという。

 また、日立は今年12月に「日立-VMwareコンピテンスセンター」を設立、ヴイエムウェアの製品群を活用したシステムに関する検証を進めるという。

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