Google App Engine、「Cloud Endpoints」でモバイルバックエンド環境を提供:Java 7ランタイムもサポート
米Googleは2月21日、PaaS環境「Google App Engine」の新機能として、Webやモバイル用のバックエンド構築をシンプル化した「Google Cloud Endpoints」のプレビューを公開した。
米Googleは2月21日、PaaS環境「Google App Engine」の新機能として、Webやモバイル用のバックエンド構築をシンプル化した「Google Cloud Endpoints」と、Java 7ランタイムのサポートの2つのプレビューを披露した。
Cloud Endpointsでは、拡張性と柔軟性の高いWebおよびモバイルアプリ用バックエンドを簡単に構築できるようにした。アプリケーションのデータをクラウドに格納して、App EngineアプリでホスティングされているRESTベースのAPIを、AndroidやiOS、Webクライアントにエクスポーズできる。認証機能の統合により、ユーザーは意識することなくセキュアなサービスにアクセスできるという。
デベロッパは、JavaまたはPythonで、Webやモバイルクライアントにエクスポーズしたいメソッドとクラスを記述し、RESTインターフェイスでの表現方法をコントロールする属性をそのメソッドに付加する。その後Cloud Endpointsを使ってAndroid、iOS、軽量JavaScript向けのクライアントライブラリを作成する。
Cloud Endpointsを利用するには、「App Engine 1.7.5 SDK」と、最新の「Google Plugin for Eclipse」をダウンロードする必要がある。Cloud Endpointsを使った簡単なゲーム開発の方法を解説した文書もJavaとPython向けに用意されている。
一方、Java 7 Runtimeのサポートでは、静的型情報がない場合でもメソッド呼び出しを効率的に処理できる「invokedynamic」、メモリリークなどのバグを防ぐ「Try-with-resources」、パラメータ化された型を簡潔に作成できる「Flexible Type Creation」などの言語機能が利用できるようになった。
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