5分で分かるユーザーエクスペリエンス(UX):5分で絶対に分かる(3/5 ページ)
ユーザーエクスペリエンス(UX)とは何か? ユーザーに愛されるWebサイトには、UXが貢献しています。UXとUI、IAを混同している方、必読です
3分―WebでのUXの必要性(「検索」と「情報共有」が購入決定の要因)
ではなぜ、WebでUXが必要なのでしょうか? それは、「Webのマーケティング」と「特徴」にあるといえます。
まずは、Web上でのマーケティング方法を説明します。Web上での消費行動のプロセスに関する仮説「AISAS」という観点で考えられ、従来の認識させる「AIDMA」手法から検索させるマーケティングにシフトしています。
AISAS
- 「Attention」(注意が喚起され)
- 「Interest」(興味が生まれ)
- 「Search」(検索し)
- 「Action」(購買し)
- 「Share」(情報を共有する)
AIDMA
- Attention(注意)――テレビ広告などによって注意を引かれる
- Interest(関心)――商品に対する興味を持つ
- Desire(欲望)――商品を欲しいと思うようになる
- Memory(記憶)――商品やブランドを覚える
- Action(行動)――購買行動を起こす
AISASでは「検索」と「情報共有」が購入決定の要因とされています。
まずは、「検索」にフォーカスして考えていきましょう。一般的にユーザーは、検索した結果の最初に閲覧した(ランディング)ページに、自分の欲しい情報が掲載されているか否かを3秒以内で判断し行動するといわれています。閲覧開始ページだけを見て、ほかのサイトに行ってしまう離脱や、2ページ目でも5秒以内の離脱は「直帰」と判断されます。
このように、ユーザーは瞬間的に物事を判断しています。その場合、情報というより感覚や体験で判断しているともいえ、これらのUXを向上させておくことは大切です。そして、ファーストインプレッションは記憶に残りやすいそうです。
検索でもう1つ考えておかなければならないことは、同じように競合サイトも見るということです。先ほど説明したように、印象に残るファーストインプレッションのUXを向上させておくことも大切なのです。
2つ目には、Webサイトは「操作する」という特徴が、UXを注目させる1つの理由であるといえます。次のページで、UX、IA、UIというキーワードとともに紹介いたします。
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