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NTTグループ、ネット利用状況のモニター調査中止へ「SNS上などのご意見を受けて」と

NTTは4月1日、NTTグループ各社とともに4月8日から7月末まで実施する予定としていた「ネット利用時の情報取得に関するモニター施策」を中止することを発表した。

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 日本電信電話(NTT)は4月1日、NTTグループ各社とともに4月8日から7月末まで実施する予定としていた「ネット利用時の情報取得に関するモニター施策」を中止することを発表した。「“プライバシーが守られない可能性がある”などのご意見がSNS上等で多数掲載され、安心して参加いただくために見直すべき点があると判断した」ことから中止を決定したという。

 このモニター調査企画が明らかになったのは2013年3月。「顧客サービスの向上に向けた、多様な端末環境におけるブロードバンド利用状況の客観的把握」「多様な端末環境における情報収集技術の開発と検証」などを目的に掲げ、NTT東日本/NTT西日本/NTTドコモ各社が最大1000名のモニターを募集し、ネットワーク利用状況を収集する予定だった。

 NTTの説明によると、モニター調査では、「Crid」という名称のPC/スマホ用ログ収集ツールを通じて、モニター参加者の端末情報やWeb閲覧情報を取得。NTT側のデータベースに送信することになっていた。利用規約によれば、収集対象にはアクセス日時やURLだけでなく、PCの場合は閲覧HTMLファイルやブラウザ操作情報が、スマートフォンでは位置情報などが含まれる。HTMLファイル情報はHTTPSによる暗号化通信時でも取得される予定だった。

 しかも当初の説明では、「各サイトへのログイン用のパスワードなどは一切取得しない」とする一方で、クレジットカード番号などの個人情報を入力/表示する可能性がある場合には、ユーザー自身が事前に設定を行い、ログ取得対象から外す必要があった。

 こうしたことからTwitterなどでは、「取得される情報の範囲や収集した情報の利用目的が不明瞭」「プライバシー保護がユーザー自らの設定に委ねられている部分が多く、かつ設定が難しいため、場合によってはプライバシーが守られない可能性がある」といった不安や指摘が浮上していた。

 これを踏まえてNTTグループは3月29日、利用規約や調査内容の変更について検討する旨を告知していたが、最終的にはモニター調査を中止。「今後も安心してご利用いただくためのサービスや施策のあり方について、多角的に分析/検証」するとしている。

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