ニュース
IBM、ITインフラの再編でアステラス製薬と戦略的アウトソーシング契約を締結:契約期間は8年間
米国IBMはアステラス製薬と8年間の戦略的アウトソーシング契約を締結した。
米国IBMは2013年5月17日、アステラス製薬と8年間の戦略的アウトソーシング契約を締結したと発表した。
この契約は、アステラス製薬が一層のグローバル展開を促進するため、日本、米州、欧州の3地域のITインフラを再編するとともに、研究開発型のグローバル企業を目指す日本の製薬企業を支援する体制を構築する。
IBMは、アステラス製薬に対し、IT運用サービスを全体として管理するサービスインテグレーション、サービスデスク、データセンターサービスなどのITインフラ基盤を提供する。ITシステムの運用、監視、IT関連機器のサイト配置、サービスデスクといった一部の機能ではクラウドを活用する。全世界に配置された最適な拠点から提供されるという。
日本IBMは2013年3月に、シャープのIT業務を10年間にわたり受託したことを発表している。具体的には、2013年2月から2023年3月末までの約10年間、シャープの生産・販売拠点における業務アプリケーションの企画、開発、保守やシステム運用といった業務アウトソーシングを日本IBMが受託することで、シャープのITコストの低減を図る。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 総合ベンダを目指しているのか:EMCという企業が不思議であり、不思議でない理由
EMCは不思議な会社だ。だが、5月第2週に同社が米国ネバダ州ラスベガスで開催した「EMC World 2013」における基調講演やブリーフィングを聞いていると、それほど不思議でなく見えてくることが、さらに不思議だ。 - 業務アプリ運用で泣かない(1):SaaS/クラウド環境移行時に運用者が考えておくべきこと
地獄プロジェクトを乗り越えて業務アプリを提供しても、部門のExcel職人は見向きもしてくれない? 彼らを取り込むために必要なのは場の提供だった - 安藤幸央のランダウン(62):スマホアプリ開発に超絶便利なBaaSとは、MEAPとは
バックエンドの設定用のモバイル向けクラウドサービス「BaaS」と、企業向け業務アプリの複数プラットフォーム対応ソリューション「MEAP」についてまとめて紹介します - 次世代の無線技術、LTEの仕組みが分かる(7):世界で広がるLTEサービス
次世代無線技術のLTEの仕組みを紹介する。NTTドコモ、イー・モバイル、ソフトバンクモバイル、KDDIの来年の無線技術はどうなる?