Android化が進むiOS 7の新機能と開発環境Xcode 5:ここが変わった! iOS 7まとめのまとめ(1)(1/3 ページ)
大きく変化したiOS 7に戸惑う多くの開発者/デザイナのために、役立つブログ記事をまとめて紹介していく、まとめ連載。初回は開発者/デザイナから見たiOS 7の新機能8選と開発環境「Xcode 5」と開発環境構築について。
2013年9月18日、iOS 7の正式版リリースが始まりました。iOS 7は旧来のiOS 6に比べるとUI含め変わった部分が大きく、戸惑っている開発者/デザイナも多いと思います。
そこで本企画ではアプリ開発者/デザイナ向けに、iOS 7リリースに合わせて多数のブログ記事を執筆したクラスメソッドの協力の下、数回に分けてiOS 7に関する情報をまとめて紹介していきます。
初回はiOS 7の新機能と開発環境構築の記事を以下のように分けてまとめています。
Android化が進むiOS
以下のブログ「iOS 7対応|iOSデバイススペック一覧(2013/9)」の表にもある通り、iOS端末はiPhone、iPod touch、iPad、iPad miniと種類が増え、バージョンによってRetina対応しているかいないかなどの違いもあり、画面サイズと解像度、搭載センサがバラバラになっています。また、対応端末がどのバージョンのiOSまでアップグレードできるかによって対応するべきiOSのバージョンもさまざまです。
ブログでは、さらに端末をiPhone、iPod touch、iPadと3つのシリーズに分けてスペック表を紹介しています。
また、上記表にはありませんが、iOS 7にアップデートできる端末は以下のようになっています。
iOS 7リリース前にアップルが旧iOSを搭載する端末に、そのアプリの旧バージョンをインストールできるようにしたことが明らかになり(参考:iOS 7リリース直前:旧iOSへの旧版アプリのインストールが可能に - ITmedia ニュース)、開発者/デザイナはiOS 7のような大きく変わった最新OSに対応するだけでも大変ですが、旧iOSへの対応もおろそかにできない状況になっています。
例えば、iPhone 3Gをまだ使っているユーザーがいるとすると、OSアップグレードをしているとしても、開発者/デザイナはiOS 4から最新のiOS 7まで対応が必要と考えられます。
こういった問題は、「フラグメンテーション」「断片化」と呼ばれ、オープンソースOSのため対応端末の種類が多く、バージョン4.xまでOSアップデートが盛んだったAndroidで顕著に見られました。端末の種類は、まだまだAndroidの方が多いですが、「フラグメンテーション」「断片化」はiOSでも無視できない問題となってきました。
例えば、アプリのアイコンひとつとっても以下のようにバラバラでデザイナの作業量は膨大なものになるでしょう。
ブログ「iOS 7対応|iOSアイコンファイル早見表(2013/9)」では、さらに「iPhone x iOS 7をターゲットにしたアプリ開発」「iPhone & iPad x iOS 7をターゲットにしたアプリ開発」「iPhone & iPad x iOS 5〜7をターゲットにしたアプリ開発」と3つのケース別に紹介しています。
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