Excelでプログラム作成を始めるメリットとマクロの基本:Excelマクロ/VBAで始める業務自動化プログラミング入門(1)(3/5 ページ)
プログラミング初心者を対象にExcelマクロ/VBAを使った業務自動化プログラムの作り方を一から解説します。初回は、そもそもプログラミングとは何か、Visual BasicとVBAとマクロの違い、マクロの作り方、保存/削除、セキュリティ設定などについて【Windows 10、Excel 2016に対応】。
Excelマクロを実行する3つの方法
ここからは、実際にマクロを実行してみよう。
[開発]タブにあるマクロをクリックする。マクロのダイアログボックスが表示されるので、実行したいマクロ、この場合は「コピーと貼り付け」を選択して[実行]ボタンをクリックする(図13)。
すると、図14のようにマクロが実行されてデータがコピー&ペーストされる(図14)。
頻繁にマクロを利用する場合には、わざわざ「マクロの一覧」から実行するのは面倒だ。より素早くマクロを実行するためには、「クイックアクセスツールバー」「ショートカットキー」「ワークシート(セルがある作業領域)上にマクロ実行用のボタン」を作成する方法がある。
今回は、「クイックアクセスツールバーにマクロを追加する」方法と、「ワークシート上のボタンからマクロを実行する」方法の2つを紹介しよう。
クイックアクセスツールバーにマクロを追加する
Excelメニューの[ファイル]→[オプション]と選択し、[クイックアクセスツールバー]を選択する。[コマンドの選択]に[マクロ]を指定する。次に、[クイックアクセスツールバーのユーザー設定]に[データ.xslxに適用]を指定する。「データ.xslx」は図1のデータを保存しておいたときのExcelのファイル名だ。(図15)。
図15の画面から<区切り>内にある「コピーと貼り付け」を選択して[追加]ボタンをクリックする。選択したマクロが右側の欄内に表示される。[OK]をクリックする(図16)。
すると、Excelのメニューに「コピーと貼り付け」というアイコンが表示される(図17)。
このアイコンをクリックすると「コピーと貼り付け」のマクロがすぐに実行される(※このアイコンの種類は変更が可能だが、直接マクロとは関係がないので今回は省略する)。
このアイコンを削除したい場合は、このアイコンを選択して、マウスの右クリックで表示されるメニューから、[クイックアクセスツールバーから削除]を選択すると削除できる(図18)。
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