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レッドハット、「JBoss Fuse Service Works 6」発表
iPaaS実現に向け、「JBoss Fuse Service Works 6」が登場。CamelやSwitchYardを使った連携やモニタリング機能も持つ。
米レッドハットは2014年2月4日、サービスデザイン、開発、インテグレーションプラットフォームの次世代版となる「JBoss Fuse Service Works 6」を発表し、即日提供を開始した。インテグレーションの簡素化を図り、さまざまなアプリケーションに分散した情報の活用やビジネスプロセスの統合、オープンハイブリッドクラウドアーキテクチャへの移行を支援する。
JBoss Fuse Service Works 6は、高性能メッセージルーティングエンジンとして機能する「Apache Camel」をベースとしたエンタープライズサービスバス(ESB)機能を搭載。アプリケーションやサービス全般にわたる精度や速度、品質の向上を図るとともに、クラウドにおけるインテグレーションの基盤を提供し、インテグレーションPlatform-as-a-Service(iPaaS)を実現するとしている。
サービス提供はService Component Architecture(SCA)をベースとした軽量サービス提供フレームワークの「SwitchYard」を通じ、サービス指向アプリケーションの開発からデプロイ、管理に至るライフサイクルをサポートする。
また、Overlordプロジェクトをベースとしたサービスのライフサイクル管理機能や、ビジネストランザクションモニタなどの機能を備える。
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