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「Visual Studio 2013 Update 2」RC公開、ユニバーサルアプリに対応「Windows 8.1 Update 1」と「Windows Phone 8.1」も

米マイクロソフトは2014年4月2日、開発者会議「BUILD」に合わせ、クロスプラットフォームの「ユニバーサルWindowsアプリ」開発に対応した統合開発環境の更新版「Visual Studio 2013 Update 2」のリリース候補(RC)を公開した。

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 米マイクロソフトは2014年4月2日、米サンフランシスコで開発者会議「BUILD」を開き、「Windows Phone 8.1」「Windows 8.1 Update 1」を発表した。統合開発環境の更新版となる「Visual Studio 2013 Update 2」はリリース候補(RC)が公開され、両Windowsをサポートするとともに、クロスプラットフォームの「ユニバーサルWindowsアプリ」開発に対応している。

 Visual Studio 2013 Update 2には、Windows Phone 8とWindows Phone 8.1向けのアプリ開発に必要なツールを全て搭載。Windows Phone向けのWinRTベースアプリ開発には、C#/XAML、C++/XAML、C++/DirectX、JavaScript/HTMLの各言語が利用できる。

 ユニバーサルWindowsアプリは、Windows 8.1アプリとWindows Phone 8.1アプリで同じランタイムを採用することによって実現した。コードの大部分を共有して、スマートフォンとタブレット、PC向けのアプリが開発できる。将来的には「Xbox One」や「モノのインターネット」の領域にまで広げたい意向だ。

 Visual Studio 2013 Update 2 RCではC#/C++/JavaScriptの共有プロジェクト機能が導入され、同じアプリのWindowsとWindows Phoneヘッドの間でコードや資産が共有できるようになった。

 Visual Studio 2013 Update 2 RCは他にも多数の新機能や新ツールを提供している。同日プレビュー版が公開された新コンパイラーの「.NET Native」は、C++コンパイラーオプティマイザーを利用してネイティブイメージを生成し、起動時間の高速化やメモリ利用の改善、アプリケーションパフォーマンスの向上を図っている。

 「Team Foundation Server(TFS)2013 Update 2」は正式版となり、Gitサポートの強化やTFS Web Accessにおけるバックログ管理機能の強化などが盛り込まれた。

 JavaScript系のオープンソースプログラミング言語「TypeScript」は正式版の1.0リリースが発表された。Visual Studio 2013 Update 2 RCに「TypeScript 1.0 RTM」が含まれる他、クロスプラットフォーム開発用のNPMパッケージ、およびVisual Studio 2012のアドインとしても提供する。

 さらに、ASP.NETやWebツール、診断ツール、Azureツール、リリース管理機能、テストツールなどの新機能が盛り込まれている。

 一方、同時に発表されたWindows 8.1 Update 1は、ユーザーから要望の多かったキーボードとマウスを使った操作性の向上が主眼。Windows Phone 8.1では同社の検索サービスBingと連動したパーソナルデジタルアシスタンスの「Cortana」が登場した。

 画面サイズ9インチ未満のスマートフォンおよびタブレットのOEMとODMパートナーには、ライセンス料の無料化が発表された。

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