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業務向けGoogle Glassアプリ開発促進フォーラム「Glass at Work」開設:ウェアラブルデバイスの実務参入は進むか?
もう、ホビー利用だけじゃない。Google Glassのディスプレーを活用したアプリケーションを、新サービスや業務環境の効率化に本格活用する動きをグーグルが支援する。
米グーグルは2014年4月8日、Google Glassの業務用アプリ開発を支援する開発者向けの情報フォーラム「Glass at Work」を開設した。
Google Glassは「エクスプローラー」と呼ばれるテストユーザーが日常生活のさまざまな場面で使用している一方で、彼らの仕事でも活用し始めているという。「多数の企業がエンタープライズソフトウェア開発者と組んで、顧客サービスや事業目標達成のための新しい手段を創出している」とグーグルは説明する。
具体的な事例として、米プロアイスホッケーチームのワシントン・キャピタルズはAPX Labsと組んで、リアルタイムで試合結果をチェックしたり、見たい場面を再生したり、さまざまなカメラアングルで見たりできるGlassアプリをファンに提供しているという。
また、油田開発大手のSchlumbergerとWearable Intelligenceは、Glassで現場作業員の安全性と効率を高めることを目指している。
「これはまだ、Glassとビジネスでできることの始まりに過ぎない」とグーグルは述べ、米国を拠点とする企業向けソフトウェアの開発者に協力を呼び掛けている。
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