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「オラクル製品に最適化されたプラットフォームだから」──Oracle ExadataでOracle Linuxが採用される理由(1/2 ページ)

圧倒的なパフォーマンスと可用性を兼ね備え、ミッションクリティカルシステムの基盤として多くの企業で導入が進むOracle Exadata。その標準OSとして採用されているのが「Oracle Linux」だ。Oracle Exadataは、なぜOracle Linuxを採用しているのか? それには深いワケがあった。[運用管理効率化][Engineered System]

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Oracle Linuxは、オラクル製品の"マスタープラットフォーム"


日本オラクル 製品戦略統括本部 Oracle Linux & Oracle VM営業部 部長の松崎展晃氏

 Oracle Linuxは、既存のLinux環境の保守運用コストの大幅削減を可能にするRed Hat Enterprise Linux 100%互換のカーネルと、オラクル製品の実行パフォーマンスを最大限に高めることのできる「Unbreakable Enterprise Kernel(UEK)」という2つのカーネルを備えたオラクル独自のLinuxディストリビューションだ。

その特徴の一つとして、Oracle Linuxのサポート契約を結ぶと、既存のRed Hat Enterprise Linux環境を変えることなく、そのままオラクルからのサポートを受けられることがある。オラクルはOracle Linuxのサポートサービスを低価格で提供しているため、レッドハットからオラクルへとライセンスを切り替えるだけで、OSを入れ替えることなく保守運用コストを削減できるのだ。

 ただし、本当にRed Hat Enterprise Linuxと100%互換なのか、いぶかる向きもあるかもしれない。これに対して、日本オラクルの松崎展晃氏(製品戦略統括本部 Oracle Linux & Oracle VM営業部 部長)は次のように説明する。

 「Red Hat Enterprise Linux との互換性には、100%の自信を持っています。事実、Oracle Linuxをリリースして以降、Red Hat Enterprise Linuxとの非互換の問題は一つも報告されていません。Oracle Linuxの開発チームだけでなく、全てのオラクル製品開発チームが互換性について完全な信頼を寄せており、その証拠にオラクル社内では現在、製品開発でRed Hat Enterprise Linuxは一切使っていません。Oracle LinuxのRed Hat互換カーネルで動作することが確認できれば、Red Hat Enterprise Linuxでもまったく同様に動作すると見なしているのです」

 このように、データベースや業務アプリケーションをはじめ業界有数のソフトウェア製品を擁するオラクルでは、Oracle LinuxとRed Hat Enterprise Linuxの互換性は完全に保たれているという前提で製品開発が行われている。加えて、Oracle Linuxには「オラクル製品に最適化されたOS」という側面もある。

 「Oracle Databaseをはじめとするオラクルの各製品は、Oracle Linux上で設計から開発、テスト、チューニングまでが行われた上でリリースされます。それが他のLinuxディストリビューションやWindows、UNIXに移植されるという流れが基本であり、その意味で、Oracle Linuxはオラクル製品のマスタープラットフォームだといえます。当然、さまざまな試験がOracle Linux上で実施されており、その内容は他のOS上で行われるものよりも過酷です。それらの試験により、オラクル製品にとって最も安定したプラットフォームであることが実証されているからこそ、Oracle ExadataをはじめとするEngineered Systemsの標準OSとしてOracle Linuxが採用されているのです」(松崎氏)


提供:日本オラクル株式会社
アイティメディア営業企画/制作:@IT 編集部/掲載内容有効期限:2014年7月15日

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