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» 2021年06月29日 07時00分 公開

ビジネス部門も大満足、ジャックスが選んだ“安定して高性能”なデータ活用基盤10本のバッチ処理も1時間以内に完了

既存データベースの性能に限界を感じ、抜本的なデータ活用基盤への刷新を図ったジャックス。ビジネス部門が日常的に利用するものであるため、高い性能はもちろん、安定運用が重要な要件となった中、同社が選んだ製品の実力とは?

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 三菱UFJフィナンシャル・グループの一員としてクレジット事業、カード事業、ファイナンス事業、ペイメント事業、海外事業を展開しているジャックス。同社は中期3カ年経営計画「RAISE 2020」を策定し、その重点方針の一つである「生産性の向上と成長基盤の強化」のために、戦略的なIT投資を行い高い生産性を目指している。

 生産性を上げてビジネスを拡大するには、市場変化を迅速に捉え、顧客ニーズに沿ったマーケティング施策を打ち出す必要がある。その実現には、データ活用基盤が重要な役割を果たすことになる。そのためにジャックスでは、顧客情報を扱う情報系データベースに大きな投資を続けてきた。

 2012年には、データ分析に特化したデータベースアプライアンスを導入。当初は社内の一部の部署だけが利用していたこともあり、十分な性能が発揮されていた。しかし、その後、マーケティング部門や営業部門など、300人ほどのユーザーが利用するようになると、性能不足が露呈してくる。リソースの追加によるシステム拡張や、各種チューニングを施してきたが、性能改善は既に限界に近かった。

 社内ではさらなるデータ活用も必要とされていた。そのために、既存のデータベース環境の更改ではなく、抜本的なデータ活用基盤への刷新を図ることになる。その際、ジャックスが重要視したのはどのような点だったのか。刷新後、同社にはどのような成果がもたらされたのか。

高性能と安定性、SASとの親和性でOracle Exadataを選択

ALT ジャックス システム開発部 開発共通課 
課長 黒坂和弥氏

 ジャックスは2012年に分析用のデータベースアプライアンスを導入。当初は20人ほどのユーザーから始まり徐々にユーザーを増やして、マーケティング部門や営業部門も含めて300人ほどがデータ活用をするようになっていた。ユーザーはオンラインで情報をアドホックに検索、加工するオンライン処理と、その裏でマーケティング施策のキャンペーンメール配信などに、バッチでクレジットカード顧客の情報を抽出するような処理を並行して実施していた。

 長年の利用でデータが増え、さらにユーザー数も増えたことで、データベースの性能は徐々に低下する。「次第に十分な性能を確保できなくなりつつあった」と話すのは、ジャックスの黒坂和弥氏(システム開発部 開発共通課 課長)だ。データベースアプライアンスのリソースを増強し、チューニングも施してきたが、これ以上の性能改善は望めない状況だったという。

 システム更改の検討を開始したころ、ジャックスでは今後、データベースの利用者をさらに拡大する計画があり、バッチ処理もこれまでの3倍ほどに増やしたいと考えていた。そのため単なる環境の移行ではなく、抜本的なデータ活用基盤の刷新検討を開始する。後継機について徹底的に比較、検討した結果、2018年末に「Oracle Exadata Database Machine」(以下、Oracle Exadata)を選択した。

 Oracle Exadataを選択する際に重視したのが、大規模データ分析環境としての実績だった。「データ活用基盤はビジネス部門が日常的に利用するものです。日々のビジネスで利用するため、システムの安定運用は極めて重要です。国内でも多くの実績があるOracle Exadataならば、安定した運用が可能と判断しました」と話すのは、ジャックスの小澤洋之氏(システム開発部 開発第一課)だ。さらに、同社が利用していたBI(ビジネスインテリジェンス)ツール「SAS」との親和性の高さも採用のポイントとなった。

 Oracle Exadataの性能はかなり高い。むしろジャックスの要件ではオーバースペックな面もあり、その分、コストが少し高くなるという懸念もあった。しかし「そうであっても、今後のデータ活用拡大も考慮して採用を決めました」と黒坂氏は説明する。

コンサルタントの力を借りOracle Exadataに最適化して目標以上の性能を発揮

ALT ジャックス システム開発部 
開発第一課 小澤洋之氏

 2019年1月からOracle Exadataの導入プロジェクトがスタートし、2020年1月には既存環境との並行稼働を開始する。そして、2020年3月からデータ活用環境がOracle Exadataに切り替わった。

 既存のデータベースアプライアンスには長年の間に多くのデータが蓄積されていた上、利用していないデータもあった。そこでデータを精査して、データ量を半分に削減している。ユーザーが作成したデータ分析ツールも数万本ほどあり、これらも棚卸しして数千本まで減らした。この精査作業にも時間がかかったのだ。

 2020年1月からの並行稼働開始当初は、実はOracle Exadataの性能が十分に発揮されていなかったという。その原因は、旧システムをOracle Exadataに最適化せずにそのまま移行したことだった。この課題は、日本オラクルのコンサルティングサービスを利用して解決することになる。ほとんどの課題は、Oracle Exadataを使う上での基本的な設定を行うことで解決するものだった。

 また、「複雑なSQL文で遅いものもあり、それについては日本オラクルの専門家に解析してもらい、どのように直せばよいのかアドバイスをもらいました」(小澤氏)。こうしたOracle Exadataへの最適化に関しては、並行稼働の段階ではなく、もっと早くに取り組んでおくべきだったと振り返っている。

 日本オラクルのサポートもあり、Oracle Exadataの性能は大きく改善する。「最終的には、想定以上の高い性能が発揮されています」と黒坂氏。一連の対応で日本オラクルのコンサルタントのスキルが高いことも分かり、ジャックスではチューニング終了後も継続してコンサルサービスを受けたいとの声が上がったという。

 「新たに導入したOracle Exadataでは、10本のバッチ処理も1時間以内に終了します。性能にはまだまだ余裕があり、40〜50本のバッチ処理でも問題ないはずです」と小澤氏。また、4億件のデータがあるテーブルを結合して検索するオンライン処理は、約3分の1の時間で終了するようになった。さらに、10億件以上のテーブル検索は、以前のデータベースアプライアンスでは半日以上かかっていたが、Oracle Exadataなら数分で答えが返ってくるという。

 「システムの更改では当初の目標通りの性能を発揮するのは難しいものです。Oracle Exadataは、日本オラクルのコンサルタントによるサポートでチューニングした結果、目標を大きく上回る性能が出ています。正直、ここまで性能が向上するとは思っていませんでした」(黒坂氏)

Oracle Exadataの高性能が働き方改革を実現し、DX推進の基盤に

ALT ジャックス システム開発部 開発共通課 
チームリーダー 齋藤義徳氏

 「これまでユーザー部門は、10億件のテーブルからの抽出処理を朝に実行させて、昼過ぎに結果を確認していました。時間がかかるので、幾つかの処理をためておき、余裕のあるときにまとめて実施するようにもしていました。今では10億件のデータを検索しても、数分もあれば答えが返ってきます」と語るのはジャックスの齋藤義徳氏(システム開発部 開発共通課 チームリーダー)だ。抽出業務はユーザー部門が試行錯誤を繰り返しながら今では午前中に終えられるようになった。

 Oracle Exadataに移行してからは、情報システム部門に対しデータベースの処理が遅いというクレームは一切なくなった。十分な処理性能が確保できたことで、当初の目的通り、データ活用ユーザーも徐々に拡大して2倍、3倍へと増やしている。

 さらに情報システム部門では、データベース性能に関わる運用管理の手間もなくなり、そこで生まれた分のリソースを使って、データ活用の勉強会なども開催しているという。この勉強会は社内でも好評で、開催を通知すると募集枠はあっという間に埋まってしまうそうだ。このように安定して高性能を発揮するデータ活用基盤が稼働し始めたことで、ジャックス社内にはデータ活用の文化が定着しつつある。

 Oracle Exadataについては現場のユーザーからの評判も高く、「ユーザーからはクレームではなく、さらなるデータ活用の話が出るようになりました」と黒坂氏。今後、さらにデータ活用が進むことで、単なる情報系のデータベースから、ジャックスのデジタルトランスフォーメーション(DX)を後押しするための基盤として、Oracle Exadataは大いに期待されている。

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提供:日本オラクル株式会社
アイティメディア営業企画/制作:@IT 編集部/掲載内容有効期限:2021年7月12日

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