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無償のオンライン型開発環境「Windows App Studio」入門特集:ノンコーディングでユニバーサルWindowsアプリを作ろう(2/5 ページ)

ユニバーサルWindowsアプリを、1行のコードも書かずに開発できるツール「Windows App Studio」。その開発からストアへの公開、Visual Studioでの編集までを解説する。

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Windows App Studioでアプリを作る

 それでは、実際にアプリを作る手順を簡単に紹介していこう。本稿では、アプリのテストを除いて、全てWindows 7上で作業を行った。ストアに公開するところまで、全くコーディングを行っていない。

 まずはWindows App Studioのサイト(http://appstudio.windows.com/)を開こう(次の画像)。

Windows App Studioのサイト
Windows App Studioのサイト
http://appstudio.windows.com/ここから全てが始まる。チュートリアルなども、ここからリンクされている。上端のメニューで主に使うのは左端の3つだ(赤枠内)。
 ・ 「マイ プロジェクト」: 以前に作成したプロジェクトの一覧。修正やパッケージの作成を行う。
 ・ 「方法」: チュートリアルのページ。日本語に翻訳されている。
 ・ 「新規開始」: 新しくプロジェクトを作る。

 上端の[新規開始]リンクか、右上の[新しいプロジェクトを開始する]リンクをクリックすると、プロジェクトのテンプレートを選ぶ画面になる(次の画像)。Windows App Studioを初めて利用するときには、Microsoftアカウントでのサインイン後にWindows App Studioサイトへの登録が必要になる(登録後はMicrosoftアカウントでのサインインを必要に応じて行う)。残念ながらこれ以降の画面は英語になるが、それほど難しい英文は出てこないし、作業手順は先の画面(上の画像)の[方法]リンクで開いたページに記載されている。

新規作成画面
新規作成画面
これから作るプロジェクトのテンプレートを選択する。
独自のアプリを作るには、一番左上の[Empty App]を選ぶとよい。
その他のテンプレートは、どんなアプリが作れるかということの参考になる。テンプレートのままアプリを作成して、実際に使ってみるとよい。どうやって作っているのだろうと疑問になったら、プロジェクトを開いて確認できる。

 上の新規作成画面で[Empty App]をクリックして空のアプリを作成し、アプリ名とアプリのアイコンを設定する(次の画像)。

[Create]ボタンをクリック
[Create]ボタンをクリック
アプリ名を入力し(赤丸内)、左上のアイコン(赤枠内)をクリック
アプリ名を入力し(赤丸内)、左上のアイコン(赤枠内)をクリック
空のアプリを作る
空のアプリを作る
上: 前述の新規作成画面で[Empty App]をクリックすると、この確認ダイアログが出るので、[Create]ボタンをクリック。
中: 空のアプリが作成された。まず、アプリ名を入力する(赤丸内)。アプリ名は日本語でよい。次に、その左のアイコン(赤枠内)をクリックすると、画像選択ダイアログが出る。
下: 画像選択ダイアログには3つの青色のタイルが並んでいる。左から順に、ローカルディスク/OneDrive/Windows App Studio提供の画像の中から選択するようになっている。画像の素材が用意できないときは、一番右のボタンで、Windows App Studioから提供されている豊富な画像を利用しよう。この画像選択ダイアログはあちこちで登場するが、必要とする画像の大きさは異なる。説明(赤枠内)をよく読んで、適した画像を用意しよう。アプリのアイコンには、300×300ピクセル以上1000×1000ピクセルまでの正方形の画像が必要だ。このアプリのアイコンは、スタート画面のタイルや、Windowsストアの表示にも利用される(Phoneを意識して白色と透明色で制作すると、Windowsストアでは真っ白に表示されてしまうので注意しよう)。

 何か作業をして、データの保存が必要な状態(=変更が保存されていない状態)になると、画面右側の[SAVE]ボタンに色が付く(次の画像)。他の画面に移る前に、適宜クリックして作業内容を保存しよう。

左下の[Windows Preview]ボタンをクリック
左下の[Windows Preview]ボタンをクリック
空のアプリができた
空のアプリができた
上: 未保存の作業内容があるときは、画面右側の[SAVE]ボタンに色が付いている(赤丸内)。適宜クリックして保存しよう(忘れていると、画面遷移時に警告が出る)。
Windows App Studioでの作業は主に4つの画面で行う(赤枠内)。

 ・ [Content]: アプリのコンテンツを作成する。
 ・ [Themes]: 画面の配色と背景画像を設定する。
 ・ [Tiles]: ライブタイルやスプラッシュスクリーンなどを設定する。
 ・ [Publish Info]: アプリの言語/ストアとの関連付け/プライバシーポリシーのURLなどを設定する。

これら4つの画面は自由に行き来できる。全ての作業が完了したら、その右の[Finish]ボタンでパッケージ作成/ダウンロード画面へ移る。
また、いつでも画面左下の[Windows Preview]ボタン(黄緑色のボタン)をクリックすることで、Windowsストアアプリでのプレビューを表示できる。
下: 通常表示されているプレビュー画面はPhoneアプリのものだ。[Windows Preview]ボタンで、Windowsストアアプリのプレビューがこのように表示される。

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