プログラマーは本当に料理が得意なのか――クックパッドで「C丼」作って検証してみた:15周年のC#とVisual Studioの現在(3/3 ページ)
3月中旬、東京・恵比寿のクックパッドにおいて、少し変わった試みが行われた。日本マイクロソフトとクックパッドの6人のエンジニアが力を合わせて「料理」に挑むというものだ。果たして、この試みの目的は何なのか。そして、出来上がった料理はどんなものだったのか。その過程とともにリポートする。
プログラミング上手は料理も上手か即席6人プロジェクトで検証
自己紹介を終えたメンバーは、クックパッドオフィス内のキッチンへと移動。キッチンは、大規模な料理教室が開催できそうな広さの立派な設備だ。これからいよいよ「リアルC丼」の“開発作業”に入る。
C丼の調理に当たってポイントとなるのは、丼の上面に描かれる「C丼」の文字だ。マイクロソフトでは、今回のリアルC丼制作に当たり、食材を文字の形で抜き出すための「型」を用意した。この型は事前に3Dプリンターを使って出力したものだという。あえて3Dプリンターを使用したのは、3Dプリンターなどの最新技術は単にITの世界だけのものではなく、料理の世界でも活用できる技術であることを試してみたかったからという意図もあったようだ
白米とザムル(ザーサイ&ナムル)を敷き詰めた丼の上に、辛味噌で炒めた肉そぼろで「C丼」を描くことにより、リアルC丼は完成する。
Visual Studioのマークが入ったエプロンを着込み、早速調理を開始。
マイクロソフトの高橋氏。かつてのアルバイトの経験もあってか、華麗な手つきで次々と材料を刻んでいく。
他のメンバーもそれぞれに自分の担当作業を見つけて、協力しながら手際よく調理を進めていく。ペアプログラミングならぬ、チームクッキングの本領発揮だ。
丼の上に、型を使って「C#」の文字を描く調理の最終工程。……しかしここで、問題が発生! 型の文字幅が狭かったため、詰めた肉そぼろがうまく落ちてこなかったのだ。そんな中、クックパッド庄司氏がおもむろに串を持ち出し、細かい手作業で美しい型抜きを完成。
これが、リアルC丼の第1号だ!
1号を完成させた庄司氏は、その作業で得た型抜きノウハウを、惜しまずに他のメンバーと共有。チームとしての作業効率が大幅にアップし、次々と新たな丼が完成していく。
そして、最終的に12杯の「C丼」が出来上がった。正式な「ザーサイ&ナムル+肉そぼろ」以外にも、「山芋+青のり」「鮭フレーク」「ビビンバ+肉そぼろ」「ゆで卵」など、開発者それぞれのイマジネーションによって、カラフルで味もバラエティに富んだ「C丼」が生み出された。……一部「C丼」ではなく「C#」や「VB」と書かれている丼も混ざっているが、それはご愛敬ということで。
小一時間の「C丼」作りを終えて、いよいよ実食。各自が自分で作った「C丼」をかき込みつつ、エンジニア談義は続いたのであった。
6人のエンジニアが、それぞれに得意な作業を担当しつつ、互いに声を掛け合いながら料理の完成を目指す姿は、まさにチームでのプロジェクト開発の理想型をほうふつとさせた。やはり「できるエンジニアは料理もうまい」説は真実なのかもしれない。
試食会の中では、今回の「リアルC丼」制作を皮切りに「またマイクロソフトとクックパッドで何かをやりたいですね」という話も出ていたようだ。料理をきっかけにスタートした両社の新たなコラボレーションが、一体どんなものになるのか。想像を巡らせながら期待してみたい。
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