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企業の共通業務を効率化するドコモ・システムズのクラウドサービス「dDREAMS」。その安定稼働をOracle Exadataが支えるオラクルの先鋭ソリューションで災害対策、ID管理も実現(1/3 ページ)

多くの企業に共通するオフィス業務を効率化するクラウドサービスとして、ドコモ・システムズが提供しているのが「dDREAMS」だ。ドコモグループの数多くのシステムを開発/運用してきた経験とノウハウが凝集された同サービスの安定稼働は、「Oracle Exadata」をはじめとするオラクルの各種ソリューションが支えている。[高可用性/災害対策][運用管理効率化][Engineered System]

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多くの企業に共通する業務をクラウドサービスで効率化。独自の工夫で申請作業の負担軽減、効率化を実現


ドコモ・システムズクラウド事業部 クラウド開発部 部長の井尻周作氏

 リアルタイム経営の実現、そして業務プロセスの効率化を実現するソリューションとして、NTTドコモグループの1社であるドコモ・システムズが提供しているのが「dDREAMS」だ。2002年、NTTドコモ社内における経理システムの刷新を機に開発されたdDREAMSは現在、スケジュール管理や旅費申請、ワークフローなど、業種にかかわらず発生する共通業務を支援するためのクラウドサービスとして広く一般に提供されている。そのdDREAMSの安定稼働を背後で支えているのが、「Oracle Exadata」をはじめとするオラクルの各種ソリューションである。日本オラクルが2015年4月に開催した「Oracle CloudWorld Tokyo 2015」におけるドコモ・システムズ クラウド事業部の井尻周作氏(クラウド開発部 部長)による講演の内容を基に、dDREAMSの特徴と、オラクルのソリューションの活用状況を紹介する。

 井尻氏によれば、dDREAMSのコアとなるコンセプトは、「データの発生時点で、データの発生元が責任を持ってデータを投入すること」である。

 「例えば、社員の旅費を、依頼された社内のアシスタントなどが1週間分まとめて入力していたとします。この場合、システムの側ではデータが入力された時点で初めて認識するため、旅費(と、それに関連する業務)の発生状況をリアルタイムに把握することはできません。また、人に依頼するということになれば当然、ミスや差し戻しが発生し、それが業務の無駄につながります。そこで、dDREAMSではユーザーインタフェースを工夫し、旅費をはじめとするさまざまな情報を、一人一人の社員が業務の中で自然と入力できるようにしたのです」(井尻氏)


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 このデータ入力において、起点となるのが「スケジューラー」だ。スケジューラーでは、例えば予定を作成する際に行き先を入力すると、その場所までの電車賃が自動的に算出され、それが旅費としてシステムに登録される。ICカードを利用した場合の運賃算出に対応している他、社員の定期券経路を照合し、定期券区間分を減算できるようになっている。


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 また、スケジューラーでは残業申請も同時に行える。事前に設定された業務時間外を含む予定を作成すると、残業申請の画面が自動的に表示され、そこで時間外作業の理由を指定すれば残業申請が上長に送られるという仕組みだ。このように、スケジュール登録と旅費精算や残業申請を連動させることで、データ入力の手間やミスを軽減しているのがdDREAMSの大きな特徴である。

コンプライアンス強化に役立つ強力なワークフロー機能を搭載

 もう一つ、労務管理を支援するために用意されているのが、業務時間を超えてPCを利用している場合に警告画面を表示する機能だ。業務時間や申請した残業時間を過ぎると、PCの画面上に「時間外労働などの申請が漏れていませんか?」といったメッセージを表示し、PCを「シャットダウン」するか、それとも「継続利用」するかの選択が求められる。ここで継続利用を選択し、時間外申請を行わないと、上長への報告が行われるという仕組みである。

 なお、社員の入力に基づく旅費や労務費は個別に設定したプロジェクトコードにひも付けられ、プロジェクトごとに管理できるようになっている。また、スケジューラーで予定が登録されている日に休暇を申請すると、予定か休暇のいずれかを取り下げなければならないなど、コンプライアンスの強化につながる仕組みが盛り込まれていることも大きな特徴だ。


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 さらに、dDREAMSはワークフローエンジンも備えているが、この機能もコンプライアンスの強化につながると井尻氏は話す。

 「実際の現場では、本来は役員レベルまで回覧すべき申請を担当部長の決裁で通過させてしまい、それを監査で指摘されるといったことが起きていると聞きます。人が個別に対応していると、こうした問題が生じてしまうのです。しかし、dDREAMSのワークフローを使えば、システムが判断して申請処理が行われるため、このような監査上の問題は起こりません。また、承認に関わる作業の効率化により、業務遅延を防止できることもメリットです」(井尻氏)


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提供:日本オラクル株式会社
アイティメディア営業企画/制作:@IT 編集部/掲載内容有効期限:2015年6月30日

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