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Unity 5における地形の作り方&画面にさまざまな特殊効果を与えるImage Effectの使い方Unity 5で無料になった機能の使い方(5)(3/4 ページ)

ゲーム開発環境Unity 5の「Personal Edition」では、Unity 4.6以前では有料だった機能が無料で使えるようになった。本連載では、Unity 5で無料になった機能の使い方について解説していく。今回は、画面をゆがめる「Vortex」や画面にノイズを入れる「NoiseAndGrain」を例にImage Effectの使い方などについて解説する。スクリプトを追加すると効果を高めることも可能だ。

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地形の中に3Dキャラクターを配置して動かす

 「Project」の「Assets」→「UnityChan」→「Models」フォルダー内にある「unitychan.fbx」を地形の中に配置する。場所はどこでもいいが、草の生えていないユニティちゃんが見やすい場所がいいだろう。筆者は図15のように配置した。


図15 ユニティちゃんを配置した

ユニティちゃんを動かす

 「Mecanim」を使って「3Dキャラクター」を動かす方法は、前述のUnity 4.xの連載のときと変わりはないので簡単に解説する。

 「Hierarchy」から「unitychan」を選択し、表示される「Inspector」の「Animator」の「Controller」に「Locomotion」を指定する。次に、「Add Component」から「Physics」→「Character Controller」と指定する。「Inspector」に表示された「Character Controller」の「Center」の「Y」に「1」と指定する。

 同じく、「Add Component」から「Scripts」→「Locomotion Player」と選択する。

 以上の設定で、ユニティちゃんは自然の中を動き回れるようになる。

カメラの追従


図16 「Smooth Follow」の設定

 自然の中を動き回るユニティちゃんをカメラが追従するよう設定する。「Hierarchy」の「Main Camera」を選択し、「Add Component」から「Camera-Control」→「Smooth Follow」と選択する。

 「Inspector」内に、「Smooth Follow(Script)」が追加されるので、「Target」に右横隅に表示されている「○に・」のアイコンをクリックして、「unitychan」を指定する。「Distance」に「5」、「Height」に「4」を指定して、少し上からの目線にしておく(図16)。

 では、これで一度実行してみよう。動画1のようになるはずだ。

動画1

 前置きが長くなったが、これからいよいよ「Image Effect」を適用する作業に入る。

Image EffectをImportする

 メニューの「Assets」→「Import Package」→「Effects」と選択する。「Import Package」の画面が表示されるので、「Import」をクリックする。

 すると「Project」内に「Image Effects」のフォルダーが作成され、「Scripts」フォルダー内に、いろいろなEffectに対応したスクリプトが格納される(図17)。


図17 いろいろなEffectsに対応したスクリプトファイルの一覧

Image Effectの「Vortex」で画面をゆがめる

 図17の中にある、Vortex.csファイルを、「Hierarchy」内の「Main Camera」の上にドラッグ&ドロップする(図18)。このVortexファイルはレンダリングされた画像をゆがめる機能を持っている。

 Vortexの詳細については、下記のURLを参照してほしい。


図18 Vortex.csファイルを「Main Camera」の上にドラッグ&ドロップする

 「Main Camera」の「Inspector」を見ると、「Vortex(Script)」が追加されている。「Vortex(Script)」の前にある□に必ずチェックを付ける。ここにチェックを付けていないと、このスクリプトは機能しないことになるので、注意してほしい。

 「Shader」の右横隅にある「○に・」のアイコンをクリックし、「Select Shader」から「Twirt Effect Shader」を選択する。「Radius」には「X」「Y」共に「1」を指定する(図19)。


図19 「Select Shader」から「Twirt Effect Shader」を選択した

 これで、実行すると動画2のようになるはずだ。

動画2

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