Unity 5における地形の作り方&画面にさまざまな特殊効果を与えるImage Effectの使い方:Unity 5で無料になった機能の使い方(5)(2/4 ページ)
ゲーム開発環境Unity 5の「Personal Edition」では、Unity 4.6以前では有料だった機能が無料で使えるようになった。本連載では、Unity 5で無料になった機能の使い方について解説していく。今回は、画面をゆがめる「Vortex」や画面にノイズを入れる「NoiseAndGrain」を例にImage Effectの使い方などについて解説する。スクリプトを追加すると効果を高めることも可能だ。
Unity 5における地形の作り方――草、木々の作成
「Hierarchy」内の「Terrain」をクリックして、「Inspector」を表示させると、「Terrain(Script)」の中に、いろいろなアイコンが表示されている。
「GrassHillAlbedo」で一面に芝生のような草を敷き詰める
左から3個は「山」を作成するためのアイコンだ。図2のアイコンをクリックして、山の起伏を作成したい個所にマウスカーソルを置いて、上の方に引っ張り上げる動作をすると山が作成されるが、今回は、山は作らない。
今回は、まず「Terrain」の「Inspector」内の「筆」のアイコンをクリックし、表示される「Edit Textures」ボタンをクリックする(図5)。
「Add Texture」と表示されるので、これをクリックすると、「Add Terrain Texture」の画面が表示される。「Texture」の「Select」をクリックして、「Select Texture2D」から、「GrassHillAlbedo」を選択する(図6)。これで芝生のような草を生やすことができる
図6の画面で「Add」ボタンをクリックする。すると「Scene」内の「Terrain」が、「GrassHillAlbedo」で覆われる(図7)。
「GrassFrond01AlbedoAlpha」で草を生やす
次に、もう少し茎が伸びている草を生やす。「Terrain」の「Inspector」の赤で囲ったアイコンをクリックし、表示される「Edit Details」ボタンをクリックする(図8)。
図8の画面で「Edit Details」ボタンをクリックし、表示される「Add Grass Texture」項目をクリックすると、「Add Grass Texture」画面が表示される。一番上の「Detail Texture」の右横端にある「○に・」のアイコンをクリックする。すると「Select Texture2D」の画面が表示されるので、「GrassFrond01AlbedoAlpha」を選択する(図9)。
「Add」ボタンをクリックすると、「Inspector」内の「Details」に、選択したGrassFrond01AlbedoAlpha」が表示される(図10)。
この状態で、「Scene」上の「GrassFrond01AlbedoAlpha」を生やしたい場所をクリックしていく。マウスホイールで拡大・縮小しながらクリックすると分かりやすい。クリックして草が生える範囲の大きさは、図10の「Brushes」で選択できる。
適当にクリックすると図11のような表示になる。
「Trees」で木を植える
図12の赤い四角で囲ったアイコンをクリックし、表示される「Edit Trees」ボタンをクリックする。
「Edit Trees」をクリックすると、「Add Tree」画面が表示される。「Tree Prefab」の右横端にある「○に・」アイコンをクリックする。すると、「Select GameObject」の画面が表示されるので、「Assets」タブから「Conifer_Desktop」を選択し「Add」ボタンをクリックする(図13)。
「Inspector」内の「Trees」に、今読み込んだ「Conifer_Desktop」のアイコンが表示される。このアイコンを選択し、画面の適当な位置をクリックすると、その場所を中心に木々が生える。あまり多く木々を生やしても見づらくなるので、適当な多さで生やすといいだろう。筆者は図14のように生やした。
以上で地形の作成は完了だ。
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