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DHCPとは何か――ルーターでDHCPサーバーを稼働させるための設定方法や仕組み、シーケンス、メッセージの種類、リレー、リース期間CCENT/CCNA 試験対策 2015年版(24)(2/3 ページ)

シスコの認定資格「CCENT/CCNA」のポイントを学ぶシリーズ。今回は、ルーターでDHCPサーバーを稼働させるための設定方法を解説します。

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DHCPの設定と動作確認のコマンド

設定コマンド

 シスコシステムズのルーターでDHCPサーバーの機能を実装する場合、一般的には以下の項目を設定します。


図3 DHCPの設定コマンド

検証

 DHCPによるアドレス割り当ての動作確認に使用するコマンドは「R1#show ip dhcp binding」です。


図4 アドレス割り当ての動作確認コマンド

 後述のMACアドレス固定アドレスの割り当て方式とは異なり、IPアドレス割り当てに制限時間があります。また、割当方法はアドレスプールの一覧の中から未使用のアドレスを順次割り当てる「Automatic」です。

 DHCPサーバーがクライアントと交換したDHCPメッセージの統計情報を確認するには「R1#sh ip dhcp server statistics」コマンドを使用します。


図5 DHCPメッセージの統計情報を表示するコマンド

MACアドレスによる固定割り当て

 MACアドレスにより、割り当てるIPアドレスを固定できます。設定は図6のようにコマンド入力します。注意事項は「他のDHCPプールでnetwork指定したネットワークとhostコマンドで設定するIPアドレスは重複させてはいけない」という点です。


図6 MACアドレスによる固定割り当て

 MACアドレスにより固定的にIPアドレスを割り当てます。MACアドレスとIPアドレスが1対1の関係となるので、IPアドレスの割当期限は「Infinite(無限)」です。割当方法はMACアドレスに基づく手動設定であるため「Manual」と表示されます。


図7 固定割り当ての例

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