Redmineのガントチャートプラグインがメジャーバージョンアップ:レスポンス待ちの時間をカイゼン
OSSプロジェクト管理ツールの定番「Redmine」の人気プラグインがメジャーバージョンアップ。より使いやすいWebアプリケーションになった。
アジャイルウェアは2015年10月26日、Webベースのプロジェクト管理ツール「Redmine」のプラグインシリーズ「Lychee Redmine」のガントチャートプラグイン「Lycheeガントチャート」をメジャーバージョンアップした。
Lycheeガントチャートは、Redmineと連携してガントチャートを作成するプラグイン。メジャーバージョンアップとなった「Lycheeガントチャート バージョン2」では、操作感の向上を目的にプラグイン全体を作り直しているという。以前のバージョンでは、Webベースのツールであることから操作のたびにサーバーとの同期処理のための待ち時間が発生していたが、この部分の処理を非同期で行えるように実装を変更している。Redmine 2.3〜3.1.xに対応しており、WebブラウザーはInternet Explorer 8〜11、Google Chrome、Firefoxで動作する。
Redmineはオープンソースのプロジェクト管理ツール(関連記事)。Lychee Redmineはアジャイルウェアが提供する機能拡張プラグイン。ガントチャートによる工程管理の他、スケジュールやリソース、コスト、品質管理などの操作を直感的に行えるようになる。
Lycheeガントチャートは、プロジェクト管理ツール「Microsoft Project」に似た操作感やUIが特徴。上位バージョンであるPro版にはクリティカルパス表示などの機能も含まれている。
なお、同製品の開発・販売元であるアジャイルウェアは、10月28〜30日に開催される展示会「Japan IT Week 秋 ビッグデーター活用展」に出展。ブース内で同製品のデモを行う予定だ。
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