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正式版となった「Azureポータル」では何が変わる?Microsoft Azure最新機能フォローアップ(10)(1/3 ページ)

マイクロソフトのクラウドサービス「Microsoft Azure」では、日々、新たな機能やサービスが提供されています。今回は、2015年12月に正式リリースとなった新しい「Azureポータル」を紹介します。

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新しいAzureポータルとこれまでのポータルの変遷

 「Azureプレビューポータル」(https://portal.azure.com/)は、2014年4月からプレビュー提供されていたMicrosoft Azureの新しいポータルです。2015年12月2日(米国時間)、この新しいAzureポータルから「プレビュー」の文字が消え、ついに正式版となりました(画面1)。

画面1
画面1 「プレビュー」の文字がなくなり、正式版となった新しい「Azureポータル」(https://portal.azure.com/)。HTML5対応のWebブラウザーで利用可能

 新しいAzureポータルに対して、“従来のAzureポータル”(https://manage.windowsazure.com/)は「Azureクラシックポータル」と呼ばれ、こちらも引き続き利用することができます(画面2)。

画面2
画面2 従来の「Azureクラシックポータル」(https://manage.windowsazure.com/)も引き続き利用可能

 現状、Azureクラシックポータルで利用可能なサービスが、新しいAzureポータルに全て対応しているわけではありません。Azureクラシックポータルだけで利用可能なものもありますし、逆に新しいAzureポータルでなければ利用できないものもあります。例えば、「Azure Active Directory(Azure AD)」は現状、Azureクラシックポータルで管理する必要があります。

 Azureポータルは、Microsoft Azureのサービス拡張やWebテクノロジの進化に合わせて変化してきました。せっかくなので、Azureサービス開始当初(当時は「Windows Azure Platform」と呼ばれていました)のポータル画面をご覧ください(画面3画面4)。

画面3
画面3 Azureサービス開始当初(当時はWindows Azure Platform)のポータル
画面4
画面4 2010年11月に刷新されたMicrosoft Silverlightベースのポータル

 Azureサービス開始当初は、サービスの種類もポータルも非常にシンプルでした。その後、Microsoft Silverlightベースのポータルに刷新されました。現在のAzureクラシックポータルはJavaScriptベースであり、比較的新しいWebブラウザーなら利用できます。新しいAzureポータルを利用するには、HTML5をサポートするWebブラウザーが必要になります。

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