Androidアプリ向け統合開発環境「Android Studio 2.0」β版が公開:ビルド性能とエミュレーション速度に重点
米グーグルが、Androidアプリ向け統合開発環境(IDE)の最新版「Android Studio 2.0」のβ版を発表した。
米グーグルは2016年2月5日(米国時間)、Androidアプリ向け統合開発環境(IDE)の最新版「Android Studio 2.0」のβ版公開を公式ブログで発表した。
Android Studio 1.0は2014年12月にリリースされており、Android Studio 2.0は2015年11月にプレビュー版が公開されていた。Android Studio 2.0では、アプリ開発がより快適かつ効率的にできるようにビルド性能とエミュレーション速度に重点が置かれている。
Android Studio 2.0βでアップデートされているのは、コード編集とアプリ開発サイクルを高速化する「Instant Run」や、ほとんどの実機より高速だという新しいエミュレーター「Android Emulator」、Google App Indexingの統合など。
Instant Run機能では、アプリ全体の再起動を高速化する「コールドスワップ」が導入された。一般的に、コールドスワップは構造的なコード変更(クラス階層、メソッド署名、静的イニシャライザ、フィールドなどの変更)に有効とされる。
App Indexing機能では、内蔵の検証ツールでアプリ内のURLリンクをテストしたり、検証したりできるようになった。
Android Emulatorでは、エミュレーターツールバーの回転コントロールがアップデートされた他、ピンチ&ズームジェスチャを使うアプリのテストを支援するため、マルチタッチサポートが追加された。
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