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細か過ぎて伝わってないけど開発者が知っておきたいAndroid Mの新機能まとめAndroidで動く携帯Javaアプリ作成入門(58)(1/6 ページ)

Google I/O 2015で発表された次期版Android M。Google Now on tapで使うアシストAPIや、App Links、App Permissions、省電力のDoze/App Stanby、決済機能Android Payなどで使う指紋認証機能など新機能を分類して紹介。

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次期版Android MもAndroid L(Android 5.0)発表時と同じく開発者プレビューで

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連載目次

 2015年5月28日、29日に開催されたGoogle I/O 2015は、Androidに関するさまざまな発表がありました。基調講演のまとめは『Google I/O 2015の基調講演まとめ 「Android Pay」やGoProのVRカメラなど盛りだくさん』を参照してください。

 次期Androidのプレビューバージョンである「Android Mのエンドユーザー向け新機能のまとめは下記を参照してください。

 本稿では、開発者向けの新機能を公式サイト内の情報を基に、必要と思われる情報を付加し機能ごとに分類して紹介します。

 なお、Androidの現行バージョンであるAndroid 5.0(コードネーム「Lollipop」)も、「Android L」というプレビュー状態が数カ月続きましたが、同様にAndroid Mも今年の9〜12月頃に正式版がリリースされる予定です。プレビューのリリースは、開発者の早期導入とテスターからのフィードバックを目的としていて、前述の時期まで市場投入されることはありません。

 また、Android Mの新機能を用いるアプリをGoogle Playに公開することも禁止されています。エミュレーターおよび一部のNexus端末ではAndroid Mを動作させることができるので、新機能を試してみることは可能です。


Android Mの新機能概要(Google I/O 2015基調講演の動画(YouTube)より引用)

Google Now on tapで使うアシストAPI

 Android Mでは、ユーザーがGoogle Nowのようなアシスタントを介してアプリと連携する新しい方法が提供されます。この機能を使用するには、ユーザーが現在のコンテキストでアシスタントを有効にする必要があります。Google Now on tapではユーザーがホームボタンを長押しすることにより、任意のアプリのアシスタントを呼び出せます。Now on tapについては、下記記事を参照してください。


Now on tapの使用例(Google I/O 2015基調講演の動画(YouTube)より引用)

 アプリがFLAG_SECUREを設定することで、アシスタントと現在のコンテキストを共有しないことを選択できます。プラットフォームがアシスタントに渡す情報の標準セットに加えて、アプリは新しいandroid.app.Activity.AssistContentを使用して追加の情報を共有できます。

 アプリから追加のコンテキストとアシスタントを提供するために、次の手順を実行します。

  1. Application.OnProvideAssistDataListenerインターフェースを実装する
  2. このリスナーをregisterOnProvideAssistDataListener()で登録する
  3. Activity固有のコンテキスト情報を提供するために、onProvideAssistData()コールバックをオーバーライドし、必要に応じてActivity.onProvideAssistContent()コールバックをオーバーライドする

 なお、アプリがGoogle Now on Tapで呼び出されるようにするには、「App Indexing」に対応する必要があります。

Webドメインとアプリを関連付ける「App Links」

 Android MのApp Links機能によって、独自のWebドメインとアプリを関連付けることができます。この関連付けに基づいて、特定のWebリンクを処理するために使用するデフォルトのアプリが決定されるので、ユーザーはアプリ選択をスキップできます。


Twitterアプリをtwitter.comと結び付ける例(Google I/O 2015基調講演の動画(YouTube)より引用)

 この機能を実装する方法については「App Linking」を参照してください。

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