「会社」「辞めたい」と思ったら――くじけそうな新社会人への処方箋:仕事が「つまんない」ままでいいの?(16)(1/3 ページ)
新社会人時代は、理想と現実とのギャップにくじけそうになるものです。仕事の不満や悩みを解消するヒントをお届けする本連載。今回のテーマは、新入社員に贈る「くじけそうなときの処方箋」です。
新社会人の皆さん、おめでとうございます!
就職戦線を勝ち抜き、よくぞここまでたどり着きました。初めての社会人生活に、いろいろな期待や不安があると思いますが、スキルやキャリアは今からいくらでも身につけられるし、人生は「気持ちの持ちよう」が全てです。一生懸命働き、やりたいことを見つけて、楽しい社会人生活を送ってください。
社会人生活を送るにつれ、学生時代に抱いていた「理想」と「現実」とのギャップに、くじけそうになることもあるでしょう。「理不尽な仕事に困っている」「想像していた仕事内容と違う」「成長が望めない」「将来を描けない」など、さまざまな悩みも出てくるでしょう。会社を辞めたくなる人もいるかもしれません。
近年は一昔前と比べて、転職が特別ではなくなりましたし、働き方の選択肢も増えています。ですから、「サクッと辞めて次へ行く」というのも、1つの選択肢としては「アリ」かもしれません。
それでも、縁あって入った会社です。長く働けるのなら、それに越したことはないでしょう。また、転職(または独立)するにしても、ある一線までやりきってから、キャリアを積んでから、学びきってから次に進んだ方が、「心のケジメ」として健康的です。
「もっとキャリアを身につけて成長したかったから」など、対外的にはいろいろな言い方ができます。しかし、「逃げた」という自分の感覚に、ウソはつけません。
これからの長い人生を楽しく過ごすためには、「逆境に立たされたときに楽しく生きていく力」を、自分の中にどれだけ開発できるかにかかっています。そこで今回は、理想と現実のギャップに悩む新社会人の皆さんに、「くじけそうになったときの処方箋」をお話しします。
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