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ピボットテーブルの「スライサー」「タイムライン」を理解し、使いこなす新社会人の必須知識 「Excel ピボットテーブル」超入門(8)(2/3 ページ)

Excelを通じて、「ピボットテーブル」の基礎を学び、データ分析を実践するまでを習得する本連載。今回は、ピボットテーブルのデータを素早くフィルタリングし、抽出する「スライサー」「タイムライン」の基礎と使い方を解説する。

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「特定の担当者の、月別売上」を抽出する

 続いて、個人の成績をより深く見ていくために使える、「特定の担当者の月別売上」を抽出してみよう。

 前述した図3〜図4の手順で、「スライサーの挿入」ダイアログボックスを表示し、「日付」と「担当」をチェックする(図9)。「担当」と「日付」のスライサーが表示される(図10)。

photo 図9 「スライサーの挿入」ダイアログボックスで、「日付」「担当」をチェックする
photo 図10 「担当」と「日付」のスライサーが表示された

 スライサーメニューの「内田」を選択すると、内田の「売上結果」が示される(図11)。さらにスライサーメニューの「6月」を選択すると、「内田」の「6月」の売上結果が抽出される(図12)

photo 図11 スライサーメニューから「内田」を選択する
photo 図12 さらに「6月」を選択する。「内田」の「6月」の売上結果を抽出できる

スライサーのタイトルとボタンの並び順を変更する

 スライサーを追加すると、フィールドの名前がスライサーのタイトルとして表示される。このタイトルの文字列も変更できる。併せて、フィールドが含まれるボタンの並びも変更できる。

 「担当」のスライサーを選び、Excelメニューの「スライサーツール」→「オプション」→「スライサーの表示設定」を選択する(図13)。

photo 図13 「スライサーの表示設定」を選択する

 「スライサーの設定」ダイアログボックスが表示されるので、「ヘッダーの表示」へ、分かりやすい名称を入れる。例えば、「商品を販売した担当者名」と入力する。

 ボタンの並び順は、「アイテムの並び替えとフィルター処理」で変えられる。今回は「降順(Z-A)」にしてみよう(図14)(図15)。

photo 図14 「スライサーの設定」より、スライサーのタイトルと並び順を変えられる
photo 図15 変更後の集計表。スライサーのタイトルと並び順が変更された

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