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プログラミングを学べる子ども向けパソコン「IchigoJam」用OSに新バージョンが登場:本格的なIoTデバイスの実験や製品化にも対応
jig.jpは、子ども向けプログラミング教育ツール用OS「IchigoJam BASIC」の新バージョンをリリースした。
jig.jpは2016年5月9日、子ども向けプログラミング教育ツール用OS「IchigoJam BASIC(イチゴジャム ベーシック)」の新バージョン「IchigoJam BASIC ver1.2」をリリースした。
IchigoJam BASICは「IchigoJam」と呼ばれるワンボードコンピュータ向けのOSで、BASIC言語によるプログラミングが行える。IchigoJam BASIC ver1.2では、文字列を使ったより高度なプログラミングに対応した他、オプションの小型液晶ディスプレイや省電力機能を活用することで、本格的なIoTデバイスの実験や製品化などにも利用できるようにした。
4KBのメモリ容量で動作するプログラミング入門用ワンボードコンピュータであるIchigoJamは、はんだ付けやブレッドボード上での組み立てといったハードウェアの作成なども実践でき、LEDの点灯、点滅処理のようなプログラミングの基礎から、簡易ゲーム作りまでを1時間ほどで体験できる。学校のプログラミング学習用教材としての導入も進んでいるという。
また、NXP Semiconductors「LPC1114FN28」向けのIchigoJam BASICとIchigoJamの回路図の配布、販売も行う。価格は、教材として使うといった商用利用の場合で150円(税別)/1販売数、個人利用ならば無償。
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