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IBM、「コグニティブ時代の開発者」を支援する4つの新施策を発表:“Watson”を使い、クラウド/コグニティブ/IoT開発者の育成を支援
米IBMは、インドのバンガロールで開催されたイベントにおいて、クラウド、コグニティブ、IoTなどの新技術に携わる開発者を支援するための4つの新施策を発表した。
米IBMは2016年6月17日(インド時間)、インドのバンガロールで開催されたイベント「IBM DeveloperConnect」において、クラウド/コグニティブ/IoTなどの新技術に携わる開発者のスキルアップやキャリアアップを支援する新施策を発表した。
また、本施策を進めるにあたって、世界各国の開発者に対する認知度向上のため、米Courseraおよび米GitHubと協業することも併せて発表された。
今回発表された施策のポイントは、以下の4点。
- 教育技術の営利団体である米Courseraとの協業で、クラウドとIoTにフォーカスした開発者のスキルアップのための新しい教育コースを開設
- 個々人に応じたリソースや教材、コードリポジトリなどを提供し、開発者の学習を支援する「Watson」ベースのパーソナライズツール「developerWorks Career Concierge」を提供
- クラウドベースのコラボレーティブプラットフォーム「Bluemix Dedicated」上において、「GitHub Enterprise」を提供
- モバイル開発やコグニティブアプリケーション構築を支援する、「Swift」およびWatson用の新しいクラウドツールを提供
今回発表された新施策に対し、米IBMの幹部は「IBMはWatson/IoT/クラウド/モバイル/ブロックチェーンなどにおける技術力を生かし、デジタル変革において不可欠な部分を担う開発者のイノベーションと成功をサポートしていく」と述べている。
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