ザッカーバーグになりたい女の子――文系新卒はいかにして3年でベストエンジニアに輝いたか?:まだ君は間に合う! 現役エンジニアに聞く、学生のときにやっておくべきこと(8)(3/3 ページ)
IT企業の最前線で活躍するトップエンジニアに、学生時代に行った就職活動の内容や、これから就職活動を行う学生へのアドバイスを聞く本連載。今回は、ウエディングパークでシステムエンジニアとして活躍中の栗山茜さんにお話を伺った。プログラミング(ほぼ)未経験の彼女がエンジニアを目指したキッカケとは――。
OB・OG訪問、インターンシップは積極活用すべき!
そんな栗山さんに、就活生へのアドバイスをもらった。
まずは文系からエンジニアを目指すことに対する不安の解消法についてだ。
「正直なところ、私も『果たして自分にエンジニアという仕事がやっていけるのだろうか?』という不安はありました。実際に、就活の最初の時期は、非IT業界とIT業界どちらに進むべきか迷っていました」
栗山さんは、OB・OG訪問など実際に活躍している先輩たちに話を聞くチャンスがあれば活用すべきだという。
「学生時代は、IT業界は毎日残業が多くてツラいのではないかというイメージがありましたが、先輩たちの話を聞くうちに、そうではないことが分かりました。仕事内容や日々の過ごし方などは、実際に聞いてみないと分かりません」
そうして話を聞きながら、エンジニアの仕事に対する不安を払拭(ふっしょく)していったという。さらに、「匿名掲示板に書かれた情報はうのみにしない方が良い」とも付け加えてくれた。就活中に20社以上、OB・OG訪問をした栗山さんだからこその説得力がある。
家族からの反対はなかったのだろうか。
「父は現在、営業の仕事をしていますが、もともとはエンジニアだったそうです。私がエンジニアになりたいと話したことで、思いがけず父のキャリアを知ることになりました。業界を良く知る父からは特に反対されることはなく、むしろ喜んでくれました」
そんな栗山さんにも「就活時にやっておけばよかった」という心残りがある。それは、インターンシップだ。ハッカソンに参加して、エンジニアの仕事の面白さだけでなく、チームワークの楽しさも知った栗山さんは、インターンシップを通じてエンジニアの仕事を事前にもっとよく知っておけば、もっと早い段階で不安をなくし、就活期間中も迷いが生じなかったはずだという。
最後に、栗山さんに、現在の目標を伺った。
「なし婚層(結婚式を挙げない層)の方たちにも『結婚式っていいな』と思ってもらえるようなメディアを、自らの手で生み出していきたいです」
マーク・ザッカーバーグに憧れる若きエンジニアの目は、さらなる先を見据えていた。
次回も、トップエンジニアに就活のアドバイスを聞く
本連載では、今後もIT企業の最前線で活躍するトップエンジニアに、学生時代に行った就職活動の内容や、これから就職活動を行う学生へのアドバイスを聞いていく。ぜひお楽しみに。
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