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CompTIA、セキュリティ担当者の実務スキルを問う新資格「CompTIA Cybersecurity Analyst+」を開始:脆弱性の認識力/セキュリティデータの分析力などを査定
CompTIA日本支局は、実務経験2〜3年のセキュリティ担当者に向けた新たな認定資格試験「CompTIA Cybersecurity Analyst+」を開始すると発表。本稼働に向けたベータ試験の配信を始めた。
世界各国でIT人材の能力認定試験を運営するCompTIAの日本支局は、2016年6月30日より、新たなIT資格「CompTIA Cybersecurity Analyst+」のベータ試験の配信を開始した。
同資格は、セキュリティ人材にとって必要最低限のスキルを持つことを証明する資格「CompTIA Security+」を取得した後のスキルパスとして位置付けられており、実務経験が2〜3年程度のセキュリティ担当者が備えておくべきスキルを査定するもの。
具体的には、システムやアプリケーションの脆弱(ぜいじゃく)性を認識し、改善策を立案するスキルの他、脅威を検出するツールの使用やセキュリティに関するデータの分析などを適切に実施できるかどうかが問われる。
同社によると、本資格は特に「セキュリティアナリスト」や「サイバーセキュリティアナリスト」「セキュリティエンジニア」といった職種のスキル査定に適するという。
今回配信が開始されるベータ試験は全世界で実施され、400人が受験した時点で終了する。試験の合格点は、有効受験者の得点を基に設定される。試験時間は165分で、問題数は最大110問。受験料は50ドル(約5100円、2016年7月時点)。日本でも受験できるが、試験言語は英語のみとなっている。
なお、同試験の本格運用は、2017年初旬に開始予定としている。
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