沖縄編:ヤギはめったに食べないよ!――沖縄の歴史、言葉、通勤着:ITエンジニア U&Iターンの理想と現実(9)(4/4 ページ)
沖縄といえば、「ちんすこう」「シーサー」「スピード」「ビギン」「米軍基地」。でも、それだけじゃないんです。U&Iターンの理想と現実「沖縄編」のスタートです!
沖縄の食べ物
沖縄は外食文化が発達しています。
観光客向けのお店も多いのですが、個人経営で個性的な定食屋が多く、お客さんも老若男女さまざまです。
「ゴーヤチャンプルー」「ゆしどうふ」「ポーク玉子」などの沖縄ならではの料理は、家庭でも作りますが、定食屋さんで食べることも多く、家族で食べに来ている風景をよく目にします。
Aランチ
「Aランチ」は、沖縄の定食屋さんによくある定番メニューです。「ランチ(昼食)」なのに、朝でも夜でも食べられます。
「揚げ物」「スパム」「天ぷら」などのカロリー高めのおかずを盛り合わせたサービス精神旺盛なプレート定食で、お店によってはさらに「刺身」も追加されます。
量に応じて「Bランチ」「Cランチ」もあります。Aランチ=大盛り、Bランチ=普通盛り、Cランチ=小盛り、なのですが、沖縄の小盛りは他地方の普通盛り〜ちょっと大盛りくらいなので、注文の際は気を付けてください。
小ネタ:地元の人はヤギを食べない
私は「ヤギ料理は沖縄のソウルフード」だと思っていたので、「移住したらぜひともヤギを食べよう」と、沖縄拠点設立直後のキックオフをヤギ料理専門店で行いました。
新鮮な「ヤギの刺身」や「ヤギ汁」は、独特の香りはあれどとてもおいしく、喜んでくれることを期待して、地元育ちの人にヤギを食べたことを話しました。しかし……
「ヤギ食べたことないです……というか食べようと思ったことないです」
「それ食べられるんだったら、あんたウチナンチュだわ」
とビミョーな反応をいただきました。どうやら、ヤギ食は「離島」の文化で、沖縄本島ではめったにヤギは食べないようです。離島それぞれに、独自の食文化があるんだと思います。
沖縄はチャンプルー
東京から沖縄にIターンして、1年と少したちました。
沖縄は本当に奥が深くて、いまだに日々発見があります。そのたびに思うのは、「古今東西の人や物事がチャンプルー(ごちゃまぜ)な沖縄は面白い」ということ。
本記事で、その魅力を少しでも感じていただければ幸いです。U&Iターンの理想と現実:沖縄編、次回は「ワークスタイル」をお届けします。
筆者プロフィール
geechs エンジニア 伊藤敦史(いとう あつし)
2015年6月、CRUD Lab.(クラッドラボ:geechsの沖縄開発拠点)立ち上げのため、妻子と共に沖縄へ移住。エンジニア育成と研究開発に従事する。
沖縄の寛容な人と大地に見守られ、健やかに成長中。
好きな言葉は“お前が作れば、やってくる(If you build it, he will come.)”
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