アシアル、AngularJSやAngular 2、React、Vue.js、Meteorに対応するHTML5モバイルアプリ用UIフレームワーク「Onsen UI 2」を公開:正式リリースされたばかりのAngular 2に合わせ
アシアルは、HTML5モバイルアプリ用UIフレームワークのメジャーバージョンアップ版「Onsen UI 2」を公開した。稼働するOSに合わせて、UIを自動的に切り替える機能を備える。
アシアルは2016年9月16日、HTML5モバイルアプリ用UI(ユーザーインタフェース)フレームワークのメジャーバージョンアップ版「Onsen UI 2」を公開した。JavaScriptに加え、AngularJS、Angular 2、React、Vue.js、Meteorといったアプリケーションフレームワークに対応した。Onsen UIの公式Webサイト(https://onsen.io/)から入手できる。
Onsen UI 2.0は、iOS向けのフラットデザインと、Android向けのマテリアルデザインに対応したUIコンポーネントを提供するオープンソースソフトウェア(OSS)。稼働するOSに合わせて、UIを自動的に切り替える機能を備える他、モバイルWebアプリ、Cordova、PhoneGapといったHTML5ハイブリッドアプリ、プログレッシブWebアプリなどに対応する。
プログラマー向けのQ&Aサイトであるスタック・オーバーフローの調査によると、フルスタック開発やフロントエンド開発、バックエンド開発で最も人気のあるプログラミング言語はJavaScriptだったという。一方、モバイル開発では、各OS向けのネイティブ言語が最も人気が高く、JavaScriptは次点にとどまった。
アシアルでは、Onsen UIとJavaScriptによるモバイルアプリ開発は、ネイティブ言語による開発よりも学習コストが低く、モバイルアプリ開発者不足の問題を解消するという。Onsen UI 2は、モバイルアプリ開発者がJavaScriptを使い始める大きな原動力になるとしている。
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