ソースコード売買プラットフォーム「piece」が他言語化対応:B2Cでのコード販売も可能、価格は需要に応じた変動制
ソースコード売買プラットフォーム「piece」が英語UIに対応。ソースコードを相互に利用できる環境を整えることで、グローバル対応も含めたシステム開発のコスト削減や開発速度と効率の向上を支援する。
ONE ACTは2016年12月21日、同社が運営するソースコード売買プラットフォーム「piece(ピース)」を刷新し、英語表示に対応したと発表した。
pieceは、Web/スマホアプリケーション開発を行うプログラマー、データベースやインフラ構築を行うエンジニアなどの技術者に向けた「ソースコード」の売買サイト。Web系、オープン系、スマホアプリ、制御系、インフラ、データベース、ネットワークなどの「ジャンル」と、Java、PHP、Python、Objective-C、Swift、C++、HTML5などの「言語」から、自身の業務に必要なコードを購入し、利用できる。改変も可能。自身が開発したコード及び購入したものを改変したコードの販売もでき、B2C(企業−個人間取引)にも対応する。
販売価格は、1ソースコード当たり100円(税別、以下同)〜1万3000円前後。英語版では1ドル(約110円)〜1000ドル前後。販売者の希望価格以外に、ユーザーレビューや人気、鮮度などによって変動する「確定前価格」と呼ばれる方法を採用している。システムの利用料は無料。
システムエンジニアやプログラマーが相互にソースコードを提供したり利用したりすることで、システム開発のコスト削減や開発速度と効率の向上を支援するのが狙い。今後、日本語と英語以外の言語にも対応予定。人工知能を用いた適正価格の自動設定やリコメンド機能なども追加する予定としている。
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