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データベースから「データ」へ データベースウォッチャーが振り返る2016年、2017年に注目すべき技術Database Watch(2016年総集編)(3/4 ページ)

データベースの最新事情を追う連載「Database Watch」から、2016年の動向を振り返りながら、技術者に向けた「2017年にチェックしておくべきトレンド」を先読みします。

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Hadoopディストリビューターの先鋒「Cloudera」、存在感を増している「ホートンワークス」

 データ活用基盤×OSSといえば、「Hadoop」も目が離せません。ちなみに2016年はApache Hadoop10周年だったことから、各地でコミュニティーによるお祝いイベントが行われました。なお、HadoopディストリビューターではホートンワークスとClouderaがHadoopコミュニティーをリードしています。

 まずホートンワークスは、近年この分野で急速に成長している企業です。同社の強みはOSSを組み合わせたディストリビューションと、オープンソースを熟知した豊富な人材が挙げられます。同社のディストリビューションは、Hadoopをベースに蓄積するデータを扱う「HDP(Hortonworks Data Platform)」と、IoTシステムで生成されたデータ転送を制御する「HDF(Hortonworks Dataflow)」の2つで構成されます。

 一方のClouderaは、商用Hadoopディストリビューションを扱うようになった最初の企業です。2016年11月に開催された「Cloudera World Tokyo 2016」の基調講演で、Clouderaのチーフアーキテクト兼Hadoopの生みの親であるダグ・カッティング氏やCloudera CTO(最高技術責任者)のアマー・アワダラー氏が登壇し、Hadoopそのものの歴史を振り返りました。Clouderaが見据えているのは、IoTや機械学習を想定したビッグデータのプラットフォームです。

photo Cloudera World Tokyo 2016に登壇したCloudera CTOのアマー・アワダラー氏

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