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その「こだわり」は、犬も食わない――エンジニアの「本質」とは:仕事が「つまんない」ままでいいの?(25)(1/3 ページ)
ちょっと油断すると、人はすぐに「目的」と「手段」を取り違えてしまいがちです。仕事の不満や悩みを解消するヒントをお届けする本連載。今回のテーマは、エンジニアの「こだわりと本質」です。
こんにちは、しごとのみらいの竹内義晴です。新年あけましておめでとうございます。2017年もよろしくお願いします。
皆さんは、年末年始をどのように過ごされましたか? 帰省された方、旅行に出かけた方、家でのんびりされた方など、その過ごし方はいろいろだったと思います。私は飲んだり食べたりの毎日で、まだ、胃が疲れ気味です。目の前に食べ物があると、つい、「残してはいけない」と、多少無理をしてでも食べてしまいます。日常に戻ってホッとしています。
そして、お正月と言えば1年の始まりです。「1年の計は元旦にあり」というように、この時期は1年の目標を立てるにはもってこいの季節……とはいえ、実は私、「今年は絶対に○○するぞ!」というような目標を立てるのが、あまり得意ではありません。
けれども、テーマは決めています。2017年のテーマは「本質」です。
「本質」という言葉自体はよく見聞きすると思います。でも、「具体的に何なの?」といわれると、イマイチよく分かりませんよね。
そこで、インターネットの辞書で「本質」の意味を調べてたら、「物事の根本的な性質・要素。そのものの、本来の姿」(出典:デジタル大辞泉)とありました。つまり「本質」とは、「○○とは、本来こういうものだよね」「大切なのは、つまり、こういうことだよね」といった、物事が存在し得る「大前提」と言ってもいいかもしれません。
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