さまざまな種類の「キー」を理解する:「データベーススペシャリスト試験」戦略的学習のススメ(7)(2/2 ページ)
あの“津崎さん”も保有する難関資格「データベーススペシャリスト」。本企画では、データベーススペシャリスト試験 午前/午後試験対策のための「基礎知識」を抜粋してお届けします。今回は、「キーの基礎」を解説します。
(1)の解答は以下の通りです。
主キー:ペット区分、ペット種類コード 外部キー:ペット区分、体型区分
「ペット種類テーブル」はペット種類を一意に識別するためのテーブルであることから、ペット種類を一意に識別するために必要な要素を本文から抽出します。また図3から、ペット区分と体型区分は別テーブルで管理されており、外部キーでこれらを参照することがわかります。
Chance問題
演習6-1
関係データベース上に実装するエンティティの主キーが複合キーであり、複合キーを構成している属性数が多すぎるので、少なくして扱いやすくしたい。この場合の対応として、適切なものはどれか。
- ア 複合キーを構成している属性のうち、エンティティの性格を最もよく表している属性を主キーとし、残りの属性を外部キーにする。
- イ 複合キーを構成している属性のうち、エンティティの性格を最もよく表している属性を主キーとし、残りの属性を代理キー(alternatekey)にする。
- ウ 複合キーを連番などの代用のキー(surrogate key)に置き換え、複合キーを構成している属性を外部キーにする。
- エ 複合キーを連番などの代用のキー(surrogate key)に置き換え、複合キーを構成している属性を代理キー(alternate key)にする。
(H22春DB午前問4)
解答 演習6-1 エ
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演習6-2
関係データベースの候補キーに関する記述として、適切なものはどれか。
- ア 値を空値(ナル)にすることはできない列又は列の組
- イ 検索の高速化のために、属性の値と対応するデータの格納位置を記録した列又は列の組
- ウ 異なる表の列の値として存在しなければならない列又は列の組
- エ 表の行を唯一に識別できる列又は列の組
(H14春DB午前問23)
解答 演習6-2 エ
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本試験過去問題による類題演習 | |
---|---|
□H24 午前II問6 | 関係モデルの候補キーの説明 |
□H23 午前II問2 | データベース関係モデルの候補キーの説明 |
Chance問題
Point check
関係データベースのデータ構造を設計する過程で、A表とB表が抽出された。主キーはそれぞれ列aと列bである。この二つ表の対応関係を実装する表の設計に関する記述のうち、適切なものはどれか。
- ア A表とB表の対応関係が1対1の場合、列aをB表に追加して外部キーとしてもよいし、列bをA表に追加して外部キーとしてもよい。
- イ A表とB表の対応関係が1対多の場合、列bをA表に追加して外部キーとする。
- ウ A表とB表の対応関係が多対多の場合、新しい表を作成し、その表に列aか列bのどちらかを外部キーとして設定する。
- エ A表とB表の対応関係が多対多の場合、列aをB表に、列bをA表にそれぞれ追加して外部キーとする。
解答 Point check ア
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書籍紹介
ポケットスタディ データベーススペシャリスト [第2版]
具志堅融、河科湊著
秀和システム 1,500円
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